高知東生容疑者と愛人ホステスに不可解な”芸能界人脈”が浮上

デイリーニュースオンライン

Photo by Leo Hidalgo (@yompyz)
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 女優・高島礼子の夫で元俳優の高知東生(51)が24日、覚せい剤取締法違反などの容疑で関東信越厚生局麻薬取締部(通称・マトリ)に現行犯逮捕された。この突然の事件に芸能界が大きく揺れている。そこには二つの大きな疑問点が関係しているようだ。

「まず逮捕時に持っていた覚せい剤4グラム所持は普通じゃ考えられない量。これは”売人”の線を疑われてもおかしくない。営利目的で起訴されれば、執行猶予なしの実刑判決もあるだろう」(捜査関係者)

 高知容疑者が所持していたのは、覚せい剤4グラム、乾燥大麻約2グラムと、過去逮捕された芸能人とは比べ物にならない量だった。覚せい剤は通常、1パケ=0.2グラムで取引される。個人での所持は、せいぜい多くて1グラム。明らかに個人で使う量の常識を超えている。取り調べでは『自分たちで使うために所持していた』と話しているが、売人を疑われ、追及されるのは間違いない。捜査陣の関心は当然、芸能界へ向けられている。

「高知は高島の夫ということもあって芸能界に顔が広く、礼儀正しい好青年で通っていた。一方でヤクザ物のVシネへの出演も多く、裏社会との関係を疑われる中堅のコワモテ俳優などにも可愛がられ、銀座や赤坂でのクラブ通いも目撃されている。本来、マトリは“売人”を中心に狙う部署で、逮捕までは念入りな内偵調査が行われる。交友関係を洗われ、芸能界へ思わぬ波紋を及ぼす可能性があります」(週刊誌デスク)

 覚せい剤を個人使用の目的で所持・使用していた場合は10年以下の懲役。しかし、営利目的の場合は、20年以下の懲役に加え、500万円以下の罰金が科せられる。境目は5グラムと言われているが、もし4グラムが小分けにされていたり、譲渡を示唆するメールや通話記録があれば、営利での起訴も想定される状況だ。また今回、一緒に逮捕されたホステスの存在も不可解だ。

「逮捕された五十川敦子容疑者(33)は“クラブホステス”と報道されているが、実は一部ではよく知られたレースクィーンです。インターネット放送や撮影会などを行い、芸能プロにも所属していた。業界での交際関係も派手だったようで、高知容疑者以外にもお笑い芸人やアイドルグループのメンバーなど複数の名前が挙がっている。実家は地元ではかなり有名な歯科医院で、わざわざクラブ勤めをする必要もなく、周辺の関係者も今回のことに驚いています」(前出・デスク)

 五十川容疑者のケースがこれに当てはまるわけではないが、とくに金額が高い高級クラブなどではホステスが売人となって、店の同僚や常連客にドラッグ売りさばくケースが少なくないという。高知容疑者は彼女について、「愛人と疑われても仕方がないが知人」と説得力のない説明をしたというが、彼女がもし、そんな役割を担っていたとしたら高知容疑者との不自然なつながりも理解できる。今回の事件は芸能界で思わぬ波紋を広げそうである。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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