高知東生容疑者が逮捕された横浜の土地柄とマトリの動き

東京ブレイキングニュース

高知東生容疑者が逮捕された横浜の土地柄とマトリの動き
高知東生容疑者が逮捕された横浜の土地柄とマトリの動き

 覚せい剤、不倫、ホテルと言う今年の芸能界の三大事件をまとめた様な事件が起きた。女優の高島礼子の旦那である元俳優高知東生容疑者が覚醒剤、大麻取締法違反の現行犯で逮捕された一件だ。

 逮捕したのは警察ではなく、厚労省の関東甲信越麻薬取締部、通称マトリと呼ばれる捜査機関だ。6月24日朝、横浜市内のラブホテルの一室で覚醒剤4グラムや乾燥大麻約2グラム、大麻煙草3本、ガラス製吸煙器具やストロー6本などをし、一緒にいたクラブホステス五十川敦子容疑者も現行犯逮捕された。

 この4グラムという数字は昨今の芸能人の所持量としては最も多い量である。その為に密売人説とか色々噂されているが、真相は今のところ不明だ。ただ間違いなく言える事は、両容疑者らは同ラブホテルに別々に入室し、その行動確認をしていたマトリが逮捕状、ガサ状を請求。それが朝方に交付されて、その後踏み込んだ、というのが確実な見立てではある。

 ではこの覚せい剤の入手は誰が行ったのか?

 現時点ではまだ判明していないが、この事件を追っている関係者は、その後の女性宅へのガサ入れを行った際に火で炙ったガラス容器が発見されるなど、この女性が入手ルートの可能性も高い、という可能性を示唆した。

 だが、高知東生容疑者も一筋縄では行かない。高知容疑者の卒業した高校は野球の名門である明徳義塾高校である、そこの有名な卒業生に相撲界を素行不良で引退を余儀なくされた力士がいるのだ。その力士と高知容疑者は遊び仲間であるという。そのルートから薬物を引いた線もまだ考えられる。

 筆者はこの逮捕の第一報を聞いた時に横浜のラブホテルと聞いたので、勝手に新横浜周辺を想像したが、横浜のど真ん中の黄金町周辺のラブホと聞いて正直驚いた。今時そんな分かりやすい場所、しかも伊勢佐木警察署の真横のホテルであるという。

 この周辺は覚醒剤の売人が多くいる場所である。これは憶測ではあるが、密告した相手が覚醒剤の末端の売人からの情報提供で逮捕という事も十分に考えられる。マトリは小さい末端ユーザーは相手にしない。目の前で売買が行われていても、その先を摘発する為に見逃す事はよくある話だ。

 末端の売人よりも名前の売れている芸能人の逮捕の方が社会的な影響は大きい。客の五十川敦子容疑者の行動確認をしたマトリが男性と頻繁に会っている事を確認。その男性の身元を調べると女優で有名な高島礼子であった、と言う推測も考えられる。
つまり狙われていたのが、高知容疑者か、五十川容疑者か分からないのだ。

 高知容疑者の妻である高島礼子は2015年4月24日神奈川県警主催の薬物乱用防止キャンペーンで一日限りだが、薬物乱用防止対策官に任命されている。この様な人間の身内の逮捕は通常は控えるのが暗黙のルールであるが、それすら無視したのはマトリの決意の強さか、持っていた量も4グラムと多く、数日間で消費する量ではない為に、芸能界への麻薬汚染への警鐘もあったと思われる。

 筆者は高知容疑者の"売人説"を支持しない。それは何回も買いに行くよりも一回で多くの量を引いた方が捕まる危険性は低いと考えての所持量であるからだ。どちらにしてもマトリは密告など固い情報を元に動く組織である。

 その為に供給側にも多くの協力者を持ち、又囮捜査を認められている捜査機関の為に自ら客となって覚醒剤を買ったりする事もあるのだ。密告であれば公判でも調書は表に出ない為に真相は藪の中であるが、色々な憶測を生むであろう。その後の家宅捜査などでストローなども押収されているが、妻の高島礼子は「何も知らない」で通すのであろうと想像する。

 大麻も同時に押収されている為に家でも大麻を吸っていたとすれば、過去に逮捕された芸能人の妻たちのように逃げ切る事は難しい。大麻の匂いはかなり強烈だからだ。覚せい剤はアップ系、大麻はダウン系の薬物の為に、両方持っての所持と言う事はかなりの常習者と想像出来る。覚せい剤で興奮した作用を大麻で抑えていたのであろう。

 義父の介護という言い訳で芸能界を引退したものの、実際は介護もヘルパーに任せきりで新たに先月エステをオープンさせていた高知容疑者、共犯の五十川容疑者もこのエステの関係者だという。愛人を囲っていたのは明白ではあるが、妻である高島礼子の仕事にも影響は及ぼすであろう。

Written by 西郷正興

Photo by K-SAKI

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