NEWS加藤シゲアキの”SEALDs賛同表明”に関係者からアレルギー反応

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政治的発言への懸念が噴出
政治的発言への懸念が噴出

 NEWSの加藤シゲアキ(28)が、『朝日ジャーナル』(朝日新聞出版)の中で、学生団体SEALDsに賛同を表明した。同誌の佐藤修史編集長との対談の中で、「今をしっかり生きていこうとしている以上、極端な政治変革は受け入れにくい。SEALDsに賛同するのもその辺ですね」と理由も明かしている。

 ファンからは、「シゲちゃんのすごさを感じた」「かっこいい……」など、加藤のコメントに感激する声もあるが、テレビ関係者はそれほど快く思っていないようだ。

「加藤の発言はあまりにも軽率です。嵐の櫻井翔(34)、NEWSの小山慶一郎(32)など報道番組にキャスターとして出演するジャニーズタレントはいますが、自身の政治的主張はほとんどしません。政治的に中立でなければ、キャスター生命に関わりますから。また、アイドルとしても偏った政治色がついてしまうのは致命的。テレビ局としても、使いにくくなります」(テレビ関係者)

■加藤の政治発言の行方

 彼が所属するNEWSは常に問題を抱えるグループだった。2003年デビュー時は9人だったが、メンバーの脱退が続き、デビューわずか3年で6人体制に。さらに2011年、人気メンバーでリーダーの山下智久(31)、錦戸亮(31)が同時に脱退し、加藤、小山、手越祐也(28)、増田貴久(29)の4人となる。

 手越以外の知名度の低さから、存続が危ぶまれていたが、最近はメンバーがそれぞれのフィールドで活躍を見せるようになり、安定を見せてきた経緯がある。

 加藤は、ジャニーズ初の小説家として活動の幅を広げてきた。2011年『ピンクとグレー』(角川書店)でデビューし、同作は映画化。4作目の『傘をもたない蟻たちは』(角川書店)は、今年ドラマ化もされた。

 そして、『news every.』(テレビ朝日系)でキャスターを務める同グループの小山と同じように、アイドルでありながらも文化人的な立ち位置を固めつつある。そのため、今回のSEALDs賛同発言も、「文化人キャラを際立たせるためだったのでは」と、ジャニーズに詳しい記者は話す。

「加藤としては、より知的なキャラクターを強くするために、政治的な発言をしたのでしょう。ただ、特定の団体への肩入れは、踏み込みすぎです。ジャニーズ事務所が、加藤にイエローカードを出すことは間違いない。今後の活動や発言は厳しくチェックされるはずです。しばらくは、小説も書かせてもらえない、なんてことも考えられます」

 加藤にとっては、よかれと思った発言だったようだが、文化人を目指す人間としては、かなり浅はかである。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧 困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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