【プロ野球】負のスパイラル?西武が喫した近年の”大型連敗”を振り返る (2/2ページ)

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■「倍返し」とはならずとも

 2013年シーズンの大きな連敗は、5連敗が1回、4連敗も1回というもの。ただ連敗しても、その前に連勝したり、あとで逆に連勝して取り返すなど、負けっぱなしではいないという闘争心が感じられた。

 奇しくもこの年は、「やられたらやり返す。倍返しだ」のセリフで話題になった、ドラマ『半沢直樹』が放映されていたので、世相を反映していたのかも?

 ちなみに5月28日から6月9日の間に、5連勝からの5連敗を喫したのだが、この時は、菊池雄星で始まった連勝を菊池雄星が止めて、菊池雄星から始まった連敗を菊池雄星が止めるという「1人舞台」だった。

 とはいえ、2013年シーズンは、最終的には2位でフィニッシュしただけに、ここ数年に比べると落ち着いた気持ちで成績を振り返ることができる。

■西武に深刻な影をおとす「負け癖」

 ここまで過去3年の連敗事情を振り返ってみたが、2013年を最後にAクラスから離れている西武の意味がわかった気がした。

 Aクラスの常連だったころは、連敗しても失った白星を取り返すパワーがあったが、今はやられたらやられっぱなしというイメージ。「負け癖」がついたとは思いたくないが、事態は思っているよりも深刻かもしれない。

 7月3日に勝ったことで連敗は5でストップしたが、ここからいかに盛り返せるか。それによって、気が早いかもしれないが、来季の運命も決まる予感がする。

文=森田真悟(もりた・しんご)

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