フェラーリにジャガー…クルマはなぜ炎上する?原因と対策を解説 (3/3ページ)

イキなクルマで

そもそもクルマの前面ガラスにアクセサリーなどを吊るす行為は、道路運送車両・保安基準第29条の細目告示第3節第195条によって固く禁じられていますので、直ちに止めましょう。

そしてもうひとつ、クルマの中にライターなどの可燃物を置かないことも重要です。また、意外にもペットボトルなどの放置も火災のリスクを高めます。フロントガラスに貼り付けたアクセサリー同様、ボトルがレンズの役割を果たすからです。

■具体的な対策方法は?

最も簡単な方法は、整備をプロに任せるということです。DIYの整備は確かに楽しいものですが、大事な部分を見落とす危険性があります。燃料系の配管の劣化などはその最たるもので、他人を巻き込む大惨事を起こしかねません。

また最近では、少しでも維持費用を安くしようとユーザー車検を行う方も多いですが、車検でクルマの状態すべてを把握することはなかなか難しいです。

車検前整備に限らず、普段からの整備も信頼のおける整備工場やディーラーのサービス工場で行っておけば、不具合が見つかっても即座に対処できますのでおすすめです。

■それでも燃えてしまった!そんなときは…

万が一、自分のクルマが燃えてしまったら?対処方法の一例をご紹介しておきます。

もし走行中に車両が燃えてしまった場合は、ハザードランプを点滅させて後続車に危険を知らせます。そして路肩に完全に停止させ、携帯電話などで119番通報を行います。その後、自分が出来る範囲で初期消火をしましょう。

小さい炎であれば、飲料水なども役に立つ可能性があります。また普段から、カーショップなどで売られているクルマ用の小型消火器を常備しておくのも有効な手段といえるでしょう。

いずれにせよ、慌てず騒がず、冷静に対処することが重要です。

■クルマは「走る可燃物」!

このように、クルマは様々な「燃える要素」を抱えて走っています。最近のクルマは品質が上がっていますが、昨年起こった事故のように高年式のクルマが炎上するケースもあるため油断はできません。

日頃の整備、車内の整理整頓を忘れず、悲惨な事故を少しでも減らすように心がけたいものです。

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