関ジャニ∞が絶好調?不遇時代を乗り越えた“愛され力”

デイリーニュースオンライン

Photo by rkramer62
Photo by rkramer62

 人気グループ・関ジャニ∞の最新シングル『罪と夏』が、21.7万枚のセールスを記録し、SoundScan Japanの「CDシングル売上レポート」集計(7月4日~6日)でダントツの1位を飾った。

 関ジャニ∞は、ようやく日の目を浴びはじめた“苦労人”グループ。2002年に結成し、2年後の2004年に関西限定でCDデビューを果たした。その後関東へ進出したものの、長く不遇の時代が続いていたことでも知られている。

 そんな彼らが不遇の時代を乗り越えたのは、メンバー個々の「濃すぎる」キャラクターを活かし初めてから。彼らはグループ内で担当楽器のあるバンド要素を持ち、お笑いのセンスも持ち合わせるという、TOKIOに次ぐ異色な存在だ。

■リーダー・村上と丸山は陰の功労者

 最近では、バラエティ番組のMCとしても活躍を見せる村上信五(34)や、役者としての活躍を見せる丸山隆平(32)の“愛され力”が話題になっている。

 村上はジュニア時代に社長であるジャニー喜多川氏(84)から、あることをきっかけに高評価を受けたエピソードがある。

 村上のステージデビューは、先輩であるKinKi Kidsのバックダンサーだった。その後、場数を踏むことで慣れてしまった村上は、主役のKinKiの二人を差し置き、縦横無尽にローラースケートでステージを駆け回ってしまい失笑を浴びてしまったという。本来ならば先輩の顔に泥を塗る行為として怒られるところ、ジャニー氏は村上に対し「YOU、根性あるよ!」と褒めたというのだ。

 本番で大失態をおかしてしまった村上であったが、ジャニー社長にその根性を買われたことが、「失敗してもあきらめない」という気持ちとして、現在でも原動力の一つになっていると言われている。

 一方丸山は、共演者や後輩からの「優しいエピソード」が多いことでも有名だ。

 後輩にあたるA.B.C-Zの橋本良亮(22)はラジオ番組で、ライブの際に丸山が楽屋に差し入れを持ってきてくれたエピソードを披露。また丸山は、ドランクドラゴンの鈴木拓(40)が誕生日に1人で過ごしたことを吐露した後日、手紙つきのプレゼントを送ったという。そのことを鈴木が自身のTwitterで明らかにし、話題を呼んだ。

「グループの評価というのはファンからの評価はもちろんですが、業界内からの評価も大きく左右します。業界内での評価が低ければ、関ジャニも数年で解散というかたちになっていたはずです。メンバー1人1人の個性の活かし方と、人と人とのつながりを大切にするという気持ちのバランスが取れていたからこそ、ここまで来れたのではないでしょうか」(アイドルライター)

 今後も多くの「愛され力」で、人々を魅了していきそうだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
「関ジャニ∞が絶好調?不遇時代を乗り越えた“愛され力”」のページです。デイリーニュースオンラインは、村上信五丸山隆平関ジャニ∞ジャニーズエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る