コアなファンが多い? サブカル好きにおすすめの漫画10選 (2/8ページ)

学生の窓口

作者:山本英夫
出版社:小学館
掲載誌:週刊ヤングサンデー
連載開始:1998年
巻数:全10巻

■ねじ式:つげ義春

1968年に発表された、つげ義春の代表作です。腕にケガをし、静脈が切れた状態の主人公が医師を探しさまようことから物語が始まります。 あまりにもセンセーショナルすぎて、芸術、映画、絵画様々なものに影響を与えた作品と言われています。つげ義春は鬼太郎の著者である水木しげるの仕事を手伝っていたという過去を知っている人はどれくらいいるのでしょうか? その時に見た夢の内容を元に描かれた、精密にストーリーを描く現代の漫画とはかけ離れた作風です。作風がとてもシュールで、正直意味不明なところも多々あるのですが、逆にそれが読者の想像力を高めます。深読みをし、何か大きな意味をそこに見いだそうと試みたという現象もおきていますが、作者自身はその現象を否定し、セリフや情景描写にも意識をしていた、と言っています。話を読み終えても、そこに何かのこることはなく、不思議な感覚で終わってしまいます。

意味を考える、物語を考察するなどということは一切存在せず、ただ妙にリアルに感じるシーンも多々ありますが、ただ読むということをおすすめします。読み終わった後には「なんだこれ?」という感覚とともに「でももう一回読みたい」という気持ちになります。映画になっていたり、他の漫画でもパロディをされていたり、この独特の世界観は多くのアーティストに影響を与えているといえます。

作者:つげ義春
出版社:青林堂
掲載誌:月刊漫画ガロ
連載開始:1968年6月
話数:全1話

■多重人格探偵サイコ:原作大塚英志、作画田島昭宇

多重人格探偵サイコ MPD PSYCHOは原作大塚英志、作画田島昭宇によるかなりショッキングな内容の漫画です。主人公である小林洋介の恋人が手足を切断された状態で宅急便で届けられるというすごいシチュエーションから始まります。じつはこの時点で角川書店の役員が印刷機をとめ、連載が延期になったそうです。

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