【プロ野球】来年WBCの宿敵!MLB韓国人選手たちの今季成績は? (2/2ページ)

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■日本球界経由の2人が大活躍!

 目を見張る活躍をしているのは、呉昇桓と李大浩の元NPB組だ。阪神から移籍した呉昇桓はリリーフとして場面を問わず投げまくり、早くも45試合に登板。地元ファンからは守護神に推す声も日に日に高まっている。

 ソフトバンクからメジャー挑戦の李大浩も好調。マリナーズで5番や6番を任され、日本時代と同様に一流の活躍をみせている。7月10日の試合で手首を痛めて交代したが、今後の活躍も期待できるだろう。

 昨季、打率.287、15本塁打、58打点の好成績を残し、レギュラーに定着した姜正浩は早くも2ケタ本塁打。しかし、6月にシカゴ警察が性的暴行容疑で捜査していると報じられてからは成績が下がっており、現在は準レギュラー格に後退している。

 昨季まで韓国球界で本塁打王(4年連続)と打点王の二冠を独占した韓国最強のスラッガー・朴炳鎬も12本塁打。春先には特大ホームランをかっ飛ばしまくり、一時は新人王候補に挙げられたが、6月に入ると打撃不振で3Aに降格。しかし、ドデカイ一発はアジア人離れしており、アジア球界に夢をもたらすパワーがある。

 そのほかでは今季からメジャー挑戦の金賢洙も好調だ。オープン戦は絶不調でマイナー行きを打診されたが、契約をタテに拒否。かなりバッシングを浴びたが、蓋を開ければ打率3割で前半戦を折り返す。前半最終戦で脚を痛め、状態が気がかりだ。

 イチローの活躍など日本人選手も奮闘しているが、野手部門では韓国に軍配が上がりそうだ。来年のWBCに彼らが出てくるならば、かなりの強敵になるだろう。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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