高知東生「薬物使用」へとつながる高校時代の先輩・後輩「闇交遊人生」 (2/2ページ)
山本によれば、高知は子供の頃から周囲にヤクザがいるような環境で育ってきたっていうよ」
ところで、高知容疑者の先輩・山本容疑者の犯行内容というのが、実におぞましいものだった。
捜査関係者が口を開く。
「山本は多重債務者の女性の借金を整理する名目で、『ブラックリストから名前を消す手数料だ、経費だ』と言っては金を要求し、総額は1600万円にも上った。女性を監視し、金を用意できなくなると風俗に沈めました。最初はデリヘルで、途中からは、より稼がせるようにソープへ。彼女が警察に飛び込めなかったのは、彼女を含む3人の被害者が、いつの間にか振り込め詐欺や空き巣など数々の犯罪で運転手や見張り役などの手伝いをさせられていたからです。結果的に山本の逮捕まで行きましたが、被害女性も悪質な犯行に協力していたことで逮捕され、重い実刑となりそうです」
被害者の一人の供述によれば、山本容疑者の子分の自宅で小分けされた覚醒剤を目撃したことがあったという。山本容疑者が高知容疑者のシャブ入手ルートだったのか、関心が持たれている。
「組の方針で表向き手を出してなかったけど、山本は裏で扱ってたってな」(前出・元暴力団関係者)
一方、高知容疑者の仕入れ先について、逮捕の舞台となった横浜の地元関係者はこんな証言をする。
「実は、共犯の五十川が10代の頃から横浜の有名な暴力団幹部の情婦だったんです。その組織のシノギはまさにシャブ。そもそも今回の逮捕劇で最初に目をつけられていたのは五十川だったという話もある。一方で高知は、自身の芸能人脈につながる神奈川県内の別組織にも顔が利いた。高知には、シャブを手に入れようと思えば容易に可能となるネットワークが出来上がっていました」
妻・高島が不名誉な“極妻”の座から降りるのも時間の問題か──。