自衛隊を国防軍にすべき?中国人が語る”憲法改正”の必要性 (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

中国人が語る憲法改正の必要性 (C)孫向文/大洋図書
中国人が語る憲法改正の必要性 (C)孫向文/大洋図書

 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。2016年7月10日に行われた第24回参議院総選挙において、自公連立政権が70議席を獲得しました。

■現実味をおびてきた日本国憲法の改正

 今回の総選挙で「大阪維新の会」、「日本のこころを大切にする党」の議席を合わせ、161議席を獲得したことにより、衆参両議院ともに改憲勢力が2/3以上の議席を占めるようになりました。この結果憲法改正発議が可能な状態となり、日本国憲法は制定後初めて改正手続きが行われる可能性が現実味をおびてきました。この事態を受け一部新聞・テレビ局は執拗に憲法改正の危険性を訴え続けていますが、僕は今回の総選挙を機に日本国憲法を改正するべきだと思います。

 僕は今回の選挙前から『ジャパニズム』(青林堂)という雑誌に「大和撫子が行く!」という国家やイデオロギーを擬人化し、日本をとりまく国際情勢を風刺した漫画を連載しています。こちらの連載のいくつかは拙著『中国人が見たここが変だよ日本人』(青林堂)に収録していますので、ご興味ある方はぜひ一読お願いします。僕は漫画内で、当コラムと同じく野党や安保反対団体の主張の矛盾点、憲法9条信仰の馬鹿馬鹿しさを描いているのですが、今回は漫画の表現と同じく擬人化を用いて日本の現状を風刺してみたいと思います。

 あるところに住む「撫子(日本)ちゃん」という少女の家は、現在「支那太狼」という名のワルパンダ(中国)など近所の住民たちから毎日いやがらせをうけています。撫子ちゃんの恋人「自民くん」は、彼女を守るために家のセキュリティーシステムを強化しようとしているのですが、撫子ちゃんを略奪したい「民進くん」、「共産くん」、「社民くん」、「生活くん」たちは4人で手を組んで自民くんを別れさせることを計画しました。

 まず民進くんは「自民の給料は下がっている、あいつと同棲しても貧乏になるだけだよ」と撫子ちゃんに伝えました。ですが給料を増やそうと一生懸命がんばっている自民くんに比べ、民進くんはお金を稼ぐための努力を全くしないため、撫子ちゃんは彼を信用しません。

 続いて共産くんは七夕を楽しんでいる撫子ちゃんと自民くんに対し、「自民のヤツは人殺しのためのお金を増やそうとしている、撫子ちゃんの生活をよくしようとしていないよ」と誹謗中傷し、「自民とつきあっていると家同士のケンカにまきこまれるよ!」とデマ情報を吹聴しました。しかし、自民くんが使うお金は撫子ちゃんの家の防犯ベルや監視カメラを買うためのもので、彼女の生活を守ることが目的です。撫子ちゃんたちは自らケンカを売ろうとは思っていません。

 そして社民くんと生活くんも民進くんたちに協力して、自民くんの悪口をいいふらしています。しかし彼らは自民くんを蹴落とすことしか頭には無く、交際をはじめた後に撫子ちゃんを幸せにする方法はまったく考えていません。しかも仕返しを恐れて支那太狼たちにこびへつらう一方です。つまり自民くんと付き合うことが撫子ちゃんにとって一番幸せなことです。

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