泥沼化はあの大物のせい?能年玲奈を悩ます”芸能界の板挟み”
昨年勃発した能年玲奈(23)の独立騒動が、第二ステージに突入したようだ。所属事務所であるレプロエンタテインメントとの確執により、芸能活動を休止状態だった能年だが、一部週刊誌で改名と再出発を宣言。これをレプロ側は“宣戦布告”とみなしたのか、ついには「法的措置を検討している」とコメントを発表する泥試合に発展してしまった。
第一報を報じた昨年4月の『東京スポーツ』は、能年が“生ゴミ先生”と呼ばれる演出家・滝沢充子氏に「洗脳されている」として、大きな波紋を呼んでいた。一方で『週刊文春』(文藝春秋)ら一部週刊誌は能年側に立ち、メディアを使った代理戦争状態となっていた。
「報道を受けて滝沢氏は東スポ、またレプロ側は文春をそれぞれ提訴。裁判はいまだ続いていますが、これも能年が芸能活動を行うことに対して、大きな障害となっています」(スポーツ紙記者)
そして今年6月には、レプロと能年の契約が切れると言われていたが、レプロ側にそのつもりはないようなのである。
■沈静化しないのは“黒幕”の影響?
前出のスポーツ紙記者が言う。
「いまだにレプロのオフィシャルサイトには能年のページが残ったまま。一方で能年は『フライデー』のインタビューに登場して、今後は『のん』と名前を改めて活動を続けると宣言。いまだに“冷戦”が続いていることが浮き彫りとなりました」
どちらも引くつもりもなさそうだが、能年側には芸能界の“黒幕”がついていることで、レプロ側も強気には出れない状況だという。
「能年のバックには小泉今日子(50)がついていることが、騒動が沈静化しない原因のひとつです。小泉は“芸能界のドン”と呼ばれる大物芸能プロ社長が後見人を務めており、レプロ側が能年本人を提訴できないのはそのため。小泉は若かりし頃の自分と能年を重ねているようで、なんとか自由に芸能活動が行えるようにしてあげたい気持ちで色々とアドバイスをしているようですが、ここまでの泥沼化を招いてしまったことは、果たして本人にとってプラスになったと言えるのか……」(芸能プロ関係者)
レプロと“芸能界のドン”、そして能年と小泉による3すくみ状態は、一体いつまで続くのか。ファンの不安はまだまだ続きそうだ。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。