夏競馬で覚えておきたい「珍“迷”馬」爆笑実況「モチが粘っている。モチ、粘る粘る!」 (1/2ページ)

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夏競馬で覚えておきたい「珍“迷”馬」爆笑実況「モチが粘っている。モチ、粘る粘る!」

 牝馬が強い重賞、荒れるハンデ戦、新馬戦──。夏のローカル競馬の魅力はさまざまあるが、馬名ゆえの爆笑レース実況もその一つ。今年デビューの2歳馬にも、レースぶりより気になる面々があちこちにいるのだが‥‥。

「オマワリサンが逃げる展開。800を切って、3馬身リードを取っています。(中略)逃げる逃げる、オマワリサン。リードは3馬身。オマワリサン、逃げ切ってゴールイン!」

 これはかつて東京競馬場で繰り広げられたレースの実況中継である。まんまと逃げ切ったのはドロボーではなく、捕まえるほうのオマワリサンだった──。

 騎手は真剣に騎乗しているのに、どうしても笑ってしまう冗談のような実況。そういえば、モチという馬が先行したレースでは「モチが粘っている。モチ、粘る粘る!」という、ハマリすぎたものもあったっけ‥‥。そして今年の新馬登録を見るとやはり、これは本当に馬なのか、という若駒の顔ぶれが。

 7月10日の中京5R、新馬戦。1枠で出走したのはシゲルギンギツネだった。

「馬主である実業家の森中蕃氏が自分の名前を冠名にしたシリーズものです。その年ごとにテーマがあり、今年デビューする馬には動物の名前がついている。シゲルツキノワグマ、シゲルイノシシ、シゲルドラネコ、といった感じです。以前は役職シリーズの年もあり、シゲルジュウヤク、シゲルヒラシャイン、シゲルマドギワゾクなど。今の3歳馬はシゲルカンパチ、シゲルサバなど魚シリーズです」(競馬ライター)

 これからデビュー戦を迎える面々を見ても、ビックリシタナモー、トラネコ、カツオブシ、キットダイジョウブ、ネコドリーム‥‥と多士済々のトンデモ馬名が。いったい何の集団なのかわからなくなるほどで、実況中継が楽しみである。

 さて7月9日、中京1Rの2歳未勝利戦では、

「その外からジワッジワッとイイコトバカリ。シゲルベンガルトラ、ムチを振るって迫ってきた!」

 ムチとともに猛獣に接近されてはひとたまりもないが、イイコトバカリは6月19日のデビュー戦を11着で惨敗。この日も6着と、いいところはまだ何もない状態である。

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