“視聴率低迷でジリ貧”フジ・日枝会長の「経費私的流用」をグループ会社元社員が実名告発 (1/2ページ)

アサ芸プラス

“視聴率低迷でジリ貧”フジ・日枝会長の「経費私的流用」をグループ会社元社員が実名告発

 視聴率低迷が続くフジテレビ。15年度の決算では局単体の営業利益が約55億円と前年の半分近くに落ち込んだ。さらに長らく代表取締役会長を務める日枝久会長(78)に、経費の私的流用疑惑が浮上して‥‥。

「会社のトップがこのままでは、フジの現在も未来も真っ暗なままです」

 そう語るのは「フジサンケイ帝国の内乱」(社会評論社)の著者であり、「物言う株主」として知られる松沢弘氏。かつてフジサンケイグループ内の新聞社に勤務していた経験をもとに、その親会社であるフジテレビに対して「反リストラ」や「公正な株主総会」を訴え続けてきた。今回、松沢氏が実名で糾すのは、日枝会長のズサンな経理処理問題だ。

〈最近のフジテレビの報道は日枝の指揮により、あまりにも醜態をさらしている。以下の事実をぜひとも、総会の場で世間に知らしめていただきたい〉(告発文書より、以下同)

 こんな書き出しで始まる内部告発文書が松沢氏に寄せられたのだ。その文書によれば、一昨年にフジテレビの親会社であるフジ・メディア・ホールディングス(以下、フジHD)の定時株主総会が開かれた6月27日の前日、社内の「スタッフ作業部屋」において、「日枝会長の側近」がこんな話をしていたという。

「会長はさあ、エッチな有料放送が大好きでさ。特に海外に行くとさ、洋物が大好きだからさ、毎日見るわけよ。それでさ、チェックアウトの時に、俺がカードで立て替えて会社に請求しなきゃいけないからさ、フロントの人にさ、俺が見たと思われて恥ずかしいわけよ。あっちではさ、何見たかわかっちゃうからさ」

 この証言が事実なら、日枝会長が海外出張中の私的な“洋ピン鑑賞”の費用を経費でオトしていたことになる。

〈フジテレビは、舛添都知事の公私混同を執拗に過剰報道して辞任に追い込んだ。日枝も同じだ。舛添は都民の税金を私的に使い込み、日枝は洋物のポルノビデオを出張のたびに毎日、会社の、つまりは株主のお金を使って見ている。これは適正と言えるのか。メディアのトップとして舛添を非難できるのか。本人が答えるべきだ〉

 この文書で問題になるのは、その利用料をジリ貧状態にある会社の金で賄っていたことだ。

「“視聴率低迷でジリ貧”フジ・日枝会長の「経費私的流用」をグループ会社元社員が実名告発」のページです。デイリーニュースオンラインは、松沢弘週刊アサヒ芸能 2016年 7/28号日枝久フジ・メディア・ホールディングスフジテレビエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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