「初めて読んだときは胃が痙攣し、脊髄がプルプル震えだして、脳髄と瞼がピクピクして産気づくほど衝撃を受けました」と語るのは、漫画マニアの男性K氏(43歳)。

いまや飛ぶ鳥を落とす勢いで週刊少年ジャンプで「背すじをピン! と ～鹿高競技ダンス部へようこそ～」を連載している人気漫画家、横田卓馬先生の過去作品「オ○○ーマスター黒沢」のことである。通称「オナマス」と呼ばれている作品だ。

・青春学園ドラマ系
ストーリーは健全な男子高校生が主人公の学園モノで、主人公が女子トイレにいたところ女子にバレてしまい、大きなトラブルへと発展する物語である。いわゆる青春学園ドラマ系だ。

・多くの読者を虜にした
2006年に伊瀬勝良先生の小説としてインターネットで無料公開された「オ○○ーマスター黒沢」は、横田卓馬先生の手によって漫画化され、多くの人が知ることとなった。そもそも小説のデキが良いのはもちろんだが、横田卓馬先生の執筆スキルによって編み出された、独特の表現方法と「間」(ま)が、多くの読者を虜にしたのは言うまでもない。ちなみに漫画も無料公開である。

・極めて面白い作品
なぜか理由はわからないが、小説版「オ○○ーマスター黒沢」は「キャッチャー・イン・ザ・トイレット！」と改名。2013年に双葉文庫から書籍として出版化されている。改名の理由は不明だとしても、大手出版社が書籍化を熱望するほどの作品であり、そのことからも、極めて面白い作品であることが理解できる。

・ニコニコ静画で読める
横田卓馬先生が描いた「オ○○ーマスター黒沢」は、インターネット画像サイト「ニコニコ静画」(ニコニコ動画)で読むことができる。全30話と番外編を読むことができ、もちろんすべて無料。あまりにも面白すぎて、1日かけて読破した読者もいるようだ。