”香取の乱”収束せず?SMAPを襲う空中分解危機の内幕

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ヒビが入った絆は容易には戻らない
ヒビが入った絆は容易には戻らない

 6月上旬に発行されたファンクラブの会報で改めて活動継続を発表し、晴れてジャニーズ事務所残留となったSMAP。分裂騒動は風化しつつあるかのように見えたが、一部報道でメリー喜多川副社長(89)に“寝返った”木村拓哉(43)に対して、香取慎吾(39)が拒絶反応を示していることが明らかに。その一方、SMAPをめぐって事務所内部にも分裂危機が生じているようだ。

 そもそも解散騒動の発端は、メリー副社長とSMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏(59)の対立が要因だった。2015年1月、メリー副社長は週刊誌のインタビューで飯島氏の手法を批判した上に、愛娘である藤島ジュリー景子副社長(50)が“次期社長”だと明言。これに激怒した飯島氏がSMAPメンバーと独立を計画したとされている。

「結局、飯島氏はジャニーズを去ることに。しかし、メリー副社長は意のままにならない木村以外のメンバーを毛嫌いしていたそうで、木村を除く全メンバーの退社まで計画していたとか。分裂問題がスポーツ紙の報道で公になったこと自体、メリー副社長が仕掛けたと言っても過言ではありません」(芸能プロ関係者)

 ところが、独立を企てた飯島氏や、それに賛同した木村以外の4人を“悪者にする”というメリー副社長の筋書きは、もろくも崩れ去った。『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での公開謝罪が裏目に出てしまい、メリー副社長やメンバーを裏切った木村はバッシングされている現況だ。

■全メンバーと面談を重ねたジャニー社長

 テレビ局関係者が語る。

「かたや、事務所のトップであるジャニー喜多川社長(84)は、SMAPの継続を誰よりも願っていました。騒動後、ジャニー社長は全メンバーと何度も面談を重ね、ついにグループ継続を決断させたんです。この時も香取は相当反発していたようですが、社長や事務所への恩義も感じていたため、残留を決意しました。ジャニー社長は今でもメンバーのことを気にかけているものの、メリー副社長の方は、木村以外のメンバーをよく思っていない気持ちに変わりはないでしょう」

 このように経営トップ2人の考えがまったく噛み合わず、かつメンバー同士の確執まで露呈してしまった状況。もはやSMAP、引いてはジャニーズそのものの崩壊も近いのかもしれない。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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