リオ直前!あの「五輪ヒロイン」が語る灼熱の激闘秘話!(3)「柔道・山口香<ソウル>」 (2/2ページ)
──女子が健闘しても?
山口 まだ公開競技だし、男子は背負ってきたものが違うから。これがオリンピックなんだなって思った。
──ところで「女三四郎伝説」として、計量でリミットを超えると、全部脱いで臨んだという話がありますが。
山口 うん、1回だけね。まあ、脱いでも減るものじゃないしね(笑)。女子のアスリートにとっては「17歳の壁」というのがあるのね。ちょうどその頃に女性の体になろうとして、競技には邪魔な脂肪がついてくる。それをコントロールするのも女子の仕事なの。
──よくわかりました。さて、現在は母校の筑波大学で体育系准教授として活躍されています。以前は同大の柔道部女子監督もされていましたが。
山口 今も副部長の籍はあるけど、指導は監督に任せている。ただ、私からずっと続いていた五輪の出場枠が、今回はついにとだえてしまったの。それはゆゆしきことで、今からハッパかけてますよ。次の東京五輪には必ず出せと。
──女三四郎の目に戻っていますね(笑)。