不仲はデビュー前から?中居正広vs.木村拓哉”SMAPの30年戦争”

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根深い対立に和解はあるのか
根深い対立に和解はあるのか

 2016年年始のSMAP解散騒動は、日本中を大きく揺るがした。そこでクローズアップされたのが、独立派の中心となる中居正広(43)と、唯一の残留派・木村拓哉(43)の対立だ。芸能関係者によるとこの対立は30年前から続いており、二人が同級生だった時代に対立の芽は芽生えたと言われている。

 1992年にはすでに殴り合いの喧嘩が起き、二人の対立はファンも知るところになった。

「木村と中居が同級生だった都立代々木高等学校時代から、すでに対立していましたよ。1992年の舞台『ドラゴンクエスト』の楽屋で、中居と木村は殴り合いの喧嘩をしています。木村の態度の大きさに怒った中居が、シメようとして喧嘩になってしまったのです。ラジオでこの件について質問され、事実だと認めています」(芸能記者)

 SMAPの解散危機の根底にあるのはメンバー間の人間関係。つまるところ、二大巨頭である木村vs中居にどうしてもいきついてしまう。

■あの大物が和解に乗り出した?

 2人の不仲は芸能界でも知るところとなり、番組でもクローズアップされることがある。対立関係が明確になった以上、和解を促す人が現れてもおかしくない。

「今年の7月23日~24日にかけて放送された『FNS27時間テレビフェスティバル!』(フジテレビ系)での深夜の『さんま・中居の今夜も眠れない』では、明石家さんま(61)がSMAP解散報道に触れ、木村との和解を促したことでも知られています。芸能界でも二人の対立は知れ渡っており、さんまが動かなくてはならないほど。中居は、『派閥はないです!』としきりに訂正していましたが、『お前は俺を木村派みたいな目で見てるやん』などと、さんまが木村の肩を持つことで中居は釈然としない思いのようです。さんまは中立に立ちたがっているのですが……」(芸能記者)

 だが、決裂は致命的なようだ。芸能プロダクション幹部が明かす。

「決定的になったのが、1月18日の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での公式謝罪です。あそこは本来ならば中央に立つのはリーダーの中居でした。ですが、残留派の木村が中央に立って話を進めてしまった。そして、いつもなら90度以上に体を折り曲げて深々と礼をする中居が、スマスマの謝罪では体をほとんど折り曲げなかった。よほど悔しかったのだと思われます。あれが決定的なシーンでした。今後はもう、取り返しがつかないでしょう。中居vs木村の構図が世間に出てしまった以上、分裂はさけられないかもしれない。すくなくとも元に戻ることはもうないでしょう。」

 この二人の対立に雪解けは来るのか。今後のSMAPはどうなるのか。注目が集まる。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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