【高校野球】最多37回出場の北海高校、忘れ物を取りに再び甲子園へ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■4対18の大敗から1年

 2000年代は駒大苫小牧が6回出場、小樽の北照も2010年から4年連続で秋の北海道大会を制してセンバツに出場。南北海道大会でも札幌以外の高校が躍進していた。しかし昨年、札幌の東海大四(現・東海大札幌)がセンバツで準優勝を成し遂げた。

 今夏の南北海道大会は、札幌日大、札幌第一、東海大札幌、そして北海と、上位4強を札幌勢が独占。春の北海道大会で優勝した札幌大谷が札幌支部予選で姿を消すなど、レベルの高い札幌勢を倒し、北海が南北海道の頂点に立った。

 昨夏の甲子園、北海は1回戦で鹿児島実に4対18の大差で敗れた。この試合で途中登板し、1死も取れずに降板したのが当時2年の大西健斗だった。

 大西は新チームではキャプテンに任命された。しかし、秋季大会では札幌支部の1回戦で敗退。今年の春季大会も札幌支部で敗れ、北海道大会に出場できず。

 雪辱を胸に挑んだ最後の夏、大西はエースとして南北海道大会4試合で430球を投げ抜き、再び甲子園の舞台に戻ってくる。

文・溝手孝司(みぞて・たかし)
※札幌在住。広告代理業を営みながら、ライター、イベントなどスポーツ関連の仕事もこなす。母校の北見緑陵高校は北見支部を勝ち抜き北北海道大会に出場も1回戦で敗北。いつか甲子園に出て欲しい。
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