トップドライバーはプライベートでどんなクルマに乗るの?野尻智紀さんに直撃インタビュー【後編】 (5/6ページ)
でも、いわゆるスポーツカーは乗るとやっぱり楽しいですよね。オデッセイしか普段は乗っていないですけど、イベントなどでスポーツタイプに乗ると、こういうクルマ欲しいなって思っちゃいますね。
ホンダで言えばS660とかシビックの限定車。僕はやっぱり走ることが好きなので、その視点から言えば、日常でも法定速度内でも、興奮できるクルマには魅力は感じます。走りが軽快な方が、やっぱり乗っていても楽しいですからね。
――若い人のクルマ離れもよく言われていますが、一回はスポーツタイプに乗ってみてもいいんじゃないかと?
今ならディーラーさんで試乗もできますからね。なかなかその一歩も踏み出す勇気がいるというか、億劫だったりすると思いますが、一歩を踏み出せば、二歩、三歩とすぐに行けるはずですし、ぜひその一歩に勇気を持ってほしいです。クルマにしても、モータースポーツにしても、きっと楽しみにつながると思います。
――助手席でも気にしない男子が増えていますが。
僕も助手席がいいですね(笑)。運転するのも好きですけど、景色を見るのが好きです。だから、女性がたまに運転してくれたら助かりますね。10回に1回くらいで良いのですけど(笑)
――ありがとうございました。トップドライバーとして活躍される野尻さんのプライベート、非常に興味深いお話でしたね。「まずは踏み出す一歩に勇気を」というお言葉、勇気づけられた方も多いと思います。これからの更なるご活躍、心からお祈りしています!
【野尻智紀・プロフィール】
1989年9月15日生まれ(26歳)茨城県出身 身長163㎝ 体重53㎏ 血液型B型
5 歳でカートを始め、中学生で全日本ジュニアカート選手権3位、高校生で全日本カート選手権FAクラスのチャンピオンに輝く。2007年、モータースポーツ の本場ヨーロッパへと拠点を移し、イタリアンオープンマスターズ、ヨーロッパ選手権、世界選手権、ワールドカップに参戦。2008年に「鈴鹿サーキット レーシングスクール・フォーミュラ」を主席で卒業し、翌年にホンダの育成ドライバーとしてフォーミュラカーデビューを果たす。