職人の丁寧な仕事とは「こういうこと」である / 燕楽のロースかつ定食 (2/3ページ)

東京メインディッシュ

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・じっくりと揚げる
仕上がったとんかつは極厚。ほんのりと中心部が桃色になっているが、レアというほど生ではない。程よく「肉汁の鮮度ある旨味」を生かしているのだ。ちなみに、提供まで時間がかかるのは、高温で揚げないためである。肉汁が逃げないように火を通すため、じっくりと揚げるのだ(他のとんかつと同じ鍋に投げ込まないのも遅い理由のひとつ)。

・非常にさっぱりとしたとんかつ
厚さは豪快だが、衣と味は繊細。食べた瞬間、ズズズッと埋没するように肉の切れがよい。衣が薄く、そして余計な油がないものの、肉汁だけは多い。それゆえ、非常にさっぱりとしたとんかつを堪能できる。油っぽくないから、最後まで飽きることなく食べられる。これこそ、職人の良い仕事。

商売だけど、やってることは商売じゃあない。人が喜ぶことを「奉仕の心」というかたちで提供しているのである。

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