スマホで撮影するだけで嘘をついているのかどうかわかってしまう。スマホ版うそ発見器が近日公開予定(カナダ研究) (3/4ページ)

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出典: karapaia

精度と倫理的問題

 だが、この類の技術がどの程度の精度を出せるのか、また研究室から離れた実際の世界でも手軽に使用できるものなのかはまだ明らかではない。

 倫理的な問題も懸念されるところだろう。勝手に撮影されて心の中を読まれてしまったのでは多くの人間関係が崩れていくことになるかもしれない。

法廷や国境管理に通用するのか?

 神経科学が21世紀の嘘発見器を開発したと喧伝したのはこれが初めてではない。2008年、脳波記録を利用した嘘発見器が女性の殺人容疑者を裁く法廷で使用されたことがある。また今年になってからも、某ハイテク企業が視線追跡技術を難民に紛れ込んだテロリストの割り出しに採用することを提案した。

 リー氏によれば、NuraLogix社の技術は法廷の要求を満たせるようなものではないという。「そこでは極めて高い精度が求められます。DNA検査のような、エラー率が百万分の1といったものです。私たちの技法ではそこまでのレベルに到達しないでしょう。だから法廷での応用はないでしょうね」

 NuraLogix社は今後6ヶ月以内に初バージョンを公開するそうだ。それはデバイスで録画した動画をクラウドにアクセスして解析するようなものとなりそうだ。「1年もすればずっと洗練されたものになるでしょう。スマホのアプリは数年内といったところでしょうか」

 今はアプリ内ティンダー機能を待つことにしよう。

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