これで生産性と収入が2倍に!物事をシンプルにする「7つのR」 (2/3ページ)
■3:「再編成する(Reorganizing)」
投入した資金や労力に見合う結果を得るためには、人生や仕事を組み替えることも重要。社会が目まぐるしく変動する時代には、絶えず物事を再編成しなければならないということです。
そこで、まずは職場環境の洗いなおしをし、1日のすべての予定をもう一度組み立てるべき。
仕事の順番や優先順位を見なおし、いま進めている方法よりも、もっとその仕事に適した方法が見つかる可能性に目を向けるべきだというのです。
■4:「リストラする(Restructuring)」
著者によればリストラとは、「自分の時間やエネルギー、資金、手段のほとんどを上位20%の行動に集中させること」。なぜならそれらの活動こそが、大部分の成果と大きな利益を生み出しているから。
そして自分自身の人生をリストラする場合にも、多くの成果を生み出す行動に、時間とエネルギーを集中させることが大切。つまり、いちばん価値のある業務に注意を集中させなくてはならないということです。
■5:「改良する(Reengineering)」
シンプル化するためには、現状の欠点を改良することがもっとも実際的で効果的。
まずは重要な仕事について、業務の開始から終了まで、段階を踏んでリストにまとめる。
そしてはじめは、リストにある作業段階全体のうち、30%を削減する目標を立てるといいそうです。実践してみれば、この削減作業がいかに簡単で、素晴らしい効果をもたらすかがわかるといいます。
そして著者は、以下の「人生と仕事の『改良』の6つの方法」を実践することを勧めています。
(1)ばらばらに進めている幾つかの仕事をひとつにまとめる。
(2)複数の仕事をひとりに任せる。ひとりの裁量範囲を広げると同時に、責任を増やす。
(3)特定の仕事を外注する。その分野を専門にしている他企業や第三者に外注する。
(4)他の人や他の部署に委託する。
(5)必ずしも必要とはいえない仕事をやめる。