SMAPの後釜にキンキが急浮上?嵐じゃなかったウラ事情 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■ジュリー派の「独占」を防ぐための苦肉の策?

 KinKi Kidsなら人気も実力も十分。だが、本来であれば分裂騒動によって退職した元チーフマネジャーI女史が“SMAPの弟分”として売り出していたKis-My-Ft2が妥当との声もある。また、SMAPほどの巨大グループの穴を埋めるなら事務所のエース格である嵐や関ジャニ∞でなければ難しいという意見も根強い。なぜ、いずれの番組の後継もKinKi Kidsの名が浮上しているのか。

「ジャニーズ事務所内にSMAPらを育てたI女史の派閥と、嵐や関ジャニ∞などを手掛ける藤島ジュリー景子副社長(50)の派閥があったのは公然の秘密でしたが、それとは別にジャニー喜多川社長(84)のお気に入りで構成された中間派があります。I女史の退職以降、SMAPの問題はジャニ―喜多川社長が直々に担当し、現在のSMAPは“ジャニーさん預かり”のような状況です。そのジャニー派の筆頭といえるのがKinKi Kids。ジャニー社長は自分と同じマンションに堂本剛(37)を住まわていたほどKinKi Kidsに信頼を置いていますから、SMAPの後継枠という難しい状況も二人ならこなしてくれると考えたのでしょう」(前出・関係者)

 また、これは事務所内のパワーバランスを調整することにもつながるという。

「もしジュリー派がSMAPの後継枠を独占してしまえば、木村拓哉(43)を除く独立組だった4人のSMAPメンバーは解散後に事務所内の居場所を失い、いずれ離脱してしまうでしょう。それを防ぐためにもジャニー派が後継を担当し、権力が一極集中しないようにしなければならない。SMAPメンバーの離脱だけは避けたいジャニー社長の苦肉の策といえるでしょう」(前同)

 ひとまず後継の最有力候補は決まったようだが、まだまだ問題が続発しそうな気配。SMAP解散の激震は今後もジャニーズ事務所を揺るがすことになりそうだ。

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文・佐藤勇馬
※個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、ネットや携帯電話の問題を中心に芸能、事件、サブカル、マンガ、プロレス、カルト宗教など幅広い分野で記事を執筆中。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など多数。
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