世帯年収709万円!首都圏でもっとも「お金持ちな路線」が判明 (1/3ページ)
鉄道の路線によって様々なイメージがありますよね。初めて会う人でも同じ沿線に住んでいるとわかると親近感がわき、共通の話題で盛り上がることもあるでしょう。
『沿線格差』(首都圏鉄道路線研究会著、SBクリエイティブ)では、首都圏の主要19路線を独自の観点で格付けし、それぞれの路線の特徴を紹介しています。みなさんが使っている路線は勝ち組でしょうか? それとも負け組でしょうか?
さっそく内容を見ていきましょう。
■1:勝ち組ナンバーワンは「京急本線」
本書の編集部が独自に作成したランキングで、首都圏の主要19路線で最も「勝ち組」と言えるのは「京急本線」という結果になりました。
これは「沿線のブランドタウンの数」「接続路線の数」「遅延回数」「電車の混雑具合」「乗客数」などをもとに算出したもの。勝ち組は「住みたい街」とは異なりますが「バランスがとれた路線」といえるでしょう。
京急本線の強みは遅延回数の少なさと混雑率の低さ。乗客の増加率は増えているため活気はあるものの、快適に通勤できる路線といえます。
2位はポテンシャルの高い「東海道線」で、3位はブランドタウンの多い「東急東横線」。東急東横線は沿線住民から「混雑ぶりがひどい」と言われがちですが、実際の混雑率は19路線中11位。そこまで悪くないと考えてよいでしょう。
■2:最もお金持ちが多いのは「京王井の頭線」
全国主要私鉄の沿線ごとの世帯当たり金融資産と年間所得が最も多いのは「京王井の頭線」。金融資産は3,321万円、年間所得は709万円となっています。
年間所得の2位以降は、「東急東横線(700万円)」「東急目黒線(689万円)」「東急田園都市線(688万円)」「小田急小田原線(678万円)」が続きます。
首都圏以外では9位に「阪急今津線(625万円)」が入っています。どれも全国平均の528万円を大きく上回る数字です。
このランキングは私鉄のみを対象にしているのでJR沿線はランキングに入っていません。