低予算丸出し?鈴木保奈美のドラマ『ノンママ白書』に猛批判
女優の鈴木保奈美(50)が主演をつとめるドラマ『ノンママ白書』(フジテレビ系)第1話が8月13日に放送された。ノンママ3人の暗い女子会が長々と繰り広げられる展開に、視聴者から「寝る前に暗い気持ちになった」「時間返せ」などと痛烈なブーイングが飛んでいる。
■バブル期を忘れらない女性の25年後
鈴木が18年ぶりに連ドラ主演を飾ると話題になった本作。ついに中身が明らかになった。鈴木はドラマ冒頭、仕事の報告をしない部下に対し小言を言う。別の女性部下に「失敗してますよ!」と注意されてトイレに駆け込むと、スカートには赤い染み。おまけにバブル時代風の真っ黄色のジャケットとスカーフが社内で浮きまくり。
行きつけのバーでは、菊池桃子(48)と渡辺真起子(47)の二人へ日頃の愚痴などを吐いてストレス発散。自分たちアラフィフ世代の現状を語る際には、“男女雇用機会均等法”や“ダブル浅野”についてテロップで解説が入る丁寧ぶり。終盤には鈴木が部長に昇格し、部下たちにプレイングマネージャーとなることを宣言する。
「まるでバブル時代の栄華を忘れられない女性の25年後を描いたような作品。『バブルの頃から代わり映えしない生活』『閉経したら部長になった』などとノンママ三人の言動が痛々しく、くどいテロップ文字も視聴者に不評です」(某芸能記者)
■反対派が優勢?視聴者からは「時間を返せ」
本ドラマは視聴者の間でも物議をかもしている。「実験的」と評価する声がある一方、反対派の声が強く目立ち、「年取るのが嫌になる」「バブル時代の亡霊が作ったドラマ」「寝る前に暗い気持ちになった」「時間返せ」と辛辣な意見が少なくない。
「約1時間の放送枠の7割近くを使って暗い女子会風景を延々と垂れ流しで、低予算感が丸出し。視聴者にとってはまるで罰ゲームです。この出来なら、同じく三人の女性の女子会を見せたバラエティ番組『グータンヌーボ』(フジテレビ系)を30分枠でリニューアル放送したほうがはるかにマシかもしれません」(前出・記者)
公式サイトの「アラフィフヒロイン・土井玲子に、必ず共感する!!」というPRとは裏腹に「共感できない」という意見が目立ち、バブル世代から離れる世代の人ほど話について行けない様子だ(だからこそのテロップ解説なのだろうが)。
第2話以降も、ノンママ三人の女子会が果てしなく展開されるのだろうか。世間からそっぽを向かれて、“今夏一番の問題作”のレッテルを貼られなければ良いのだが。
- 文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
- ※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。