未来ある英断だった？SMAP解散発表で見えた光明

2016.08.19 12:05 デイリーニュースオンライン

タグ：: DJあおい; SMAP; 解散; ジャニーズ

DJあおいの「じゃあ言わせてもらいますけど」

　12月31日をもって解散することを発表したSMAP。その経緯やメンバーの今後の動向を含め、いまだ注目を集めているこの騒動。DJあおいはどう分析するのか──。

■ぶち壊そうとする「戦犯」なんていなかった

　今年初めの独立騒動からテレビ番組での生謝罪で収束したかのように思えたSMAP解散騒動。ここにきて急転直下、年内をもってSMAPは解散することに決まってしまいました。その詳細については各報道ですでにご存じだと思うので割愛させていただきます。

　ネット上では案の定「戦犯探し」が激化しており、最初に裏切った木村拓哉さん（43）が戦犯だという人もいれば、わがままな香取慎吾さん（39）が戦犯だという人もいます。中には木村さんを疎外していた中居正広さん（43）が戦犯だという声もあったり、香取さんを裏で操っていた草なぎ剛さん（42）が黒幕だという人もいたり、メンバー内で唯一木村さんと親交があった稲垣吾郎さん（42）の力不足という人もいたり、いやいやそもそもの元凶はメリー喜多川副社長（89）だろという人もいたりして、SMAPが解散になってしまった鬱憤を誰かに押し付けたい人で溢れているわけですが。

　こんなことを言うのも何なのですが、きっと各々がSMAPというグループを存続させるために最善だと思える選択をして、そのために心身を消耗させたりして、そうやって今まで存続させてきたと思うんです。

　ただ各々が最善だと思える選択の歯車がかみ合わなかっただけで、ぶち壊してやろうなんて戦犯は一人もいなかったと思うんですよね。きっと誰が悪いという問題ではなくて、各々が最後までファンのために死力を尽くしてくれた結果なんですよ。

■解散という道を選んだのは英断

　SMAPという枠の中でメンバー間の溝が埋まらないのなら、解散という道を選ぶのはひとつの英断。解散することによってわだかまりが消えるのならそれは未来のある解散なんじゃないでしょうか。それは再結成の可能性とかそういうことではなくて、いつかSMAPという思い出を笑って語り合える仲になるための解散ということ。「思い出したくない過去にはしたくない」という決断だと思います。

　SMAPの歌に勇気づけられた人もきっと多いでしょう。これから解散までの約4ヶ月の猶予期間はSMAPという伝説のアーティストに感謝を届ける期間だと思います。「今までありがとう、お疲れさまでした」という感謝の声を送る期間です。バッドエンドで終わらせないでください。SMAPのファンなら「ありがとう」で終わらせてくれることを祈ります。