今月14日に今年の12月31日での解散が発表されたSMAPだが、早くも解散後のメンバーに注目が集まっている。現段階では、解散後もメンバーはジャニーズ事務所に所属し、各自ソロ活動を行うと説明されている。

　しかしジャニーズ事務所に所属してのソロ活動は、そう長くは続かないと見る関係者は少なくない。今年冒頭に騒がれた事務所独立騒動でいち早くジャニーズ事務所残留の意思を表明した木村拓哉（43）以外のメンバーは、来年9月の契約更新には応じないだろうとの憶測が飛び交っているのだ。その背景には、1月の独立騒動においてのキーパーソンとして名前があがっていたSMAPの元女性マネージャーが大きく影響しているのだとか。

■4人でシン・スマップ？ 水面下で動く元マネージャー

　ジャニーズ事務所を退社後、表舞台を去ったと言われている元マネージャーが、今月発売された週刊誌『週刊文春』（文藝春秋）の直撃取材に応じている。その中で、「中居正広（44）ら4人とは連絡を取っていない」と、接触すら否定しているが、解散が公になったことで、同マネージャーが水面下で活動を開始したとも言われている。

「彼女は解散報道の数日前に姿を消しており、独立騒動時には大手プロダクションの大幹部と話をしている姿も目撃されています。キムタク以外のメンバーとともに、何かしらのアクションを起こしたとしても不思議ではありません」（芸能関係者）

　SMAPを国民的アイドルに引き上げた敏腕プロデューサーとしても知られているだけに、仮にキムタク以外の4人が”シン・スマップ”として再スタートを切るとなると、ジャニーズ事務所にとっても脅威の存在になることは間違いない。

「ジャニーズからの独立となれば“干される”のが普通ですが、SMAPほどのネームバリューがあれば別。元マネージャーの根回し次第では、大手芸能プロも放っておくわけはありません。表向きではメンバーと連絡は取っていないとされていますが、現在、彼女の周辺が騒々しいともっぱらの噂です」（前同）

　発表したものの一向におさまる気配のない解散騒動。国民的アイドルグループの去就から目が離せない。

文・阿蘭澄史（あらん・すみし）

※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相！アイドル流出事件簿』（ミリオン出版）、『事務所をクビになった芸能人』（竹書房）、『芸能人のタブー』（宙出版）など。