【プロ野球】『勇者達への伝言 いつの日か来た道』を阪急ブレーブスファンが読んでみた (2/2ページ)
■球場へ出かけよう
当時のパ・リーグはテレビ中継もラジオ中継も、ごくごくわずかだった。パ・リーグを楽しむためには、球場に行くのが一番だった。今はテレビやネットなどで、毎試合観戦できる。情報もあふれるほどある中から選ぶことができる。しかし、それでも野球場に観戦に行くということは、それだけで特別な体験だ。
球場への行き帰りのこと、球場での出来事、そして一緒に観戦した人とのこと。それらの思い出は貴重な財産だ。
プロ野球ファンなら、ぜひこの本を読んで、そして球場へ観戦に出かけて欲しい。きっと未来へつながる何かを体験できるだろう。
- 文・矢上豊(やがみ・ゆたか)
- ※大阪在住の山本昌世代。初めてのプロ野球観戦は、今はなき大阪球場での南海対阪急戦と、生粋の関西パ・リーグ党。以来、阪急、オリックス一筋の熱狂的ファン。プロ野球のみならず、関西の大学、社会人などのアマチュア野球も年間を通じて観戦中。