【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#38 子どもが失敗するのはわかるのでつい手や口を出してしまいます (1/2ページ)
「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。
第37回は「習い事をさせたいけど、子どもが興味を持ってくれません」の疑問にお応えしましたが、第38回のテーマはこちら。
■子どものためにならない呪縛の言葉「ママはあなたのことを思って言っているのよ」
「ママの言う通りしていれば間違いないんだから」
「ほら、言わんこっちゃない。だから最初から『〇〇しなさい』って言ったでしょ」
子どもはどう受け止めているでしょう?
自分の意思を無視してコントロールする親に対して反発し、「もう2度とやるもんか!」と思っています。
「親を見返してやる」なんて奮起するタイプの子であればまだいいですが、自分からは動こうとしない習慣がついてしまうことになります。
「親の言う通りしていれば間違いない」と考える挑戦意欲のない、行動力のない子どもに育ちます。
筆者が子ども達に授業をしていた頃のことです。授業参観日にある生徒に指名しました。
後ろに座っている親の方ををちらりと見て、ママがOKビーム(=光線)送っているのを確認してから、蚊の鳴くような声で答える子がいました。
その子は、自分で自分の意見を言える子ではありませんでした。
■「今度は絶対うまくいくよ」はダメ!子どもが失敗したとき、ついこんな言葉をかけていませんか。
「今度は絶対うまくいくよ」
今度成功するかしないかは、どこにも保障がないわけです。
失敗した直後からこんな言葉をかけられたら、子どもはきっと心の中で「もし、今度うまく行かなかったらどうしよう、ママを悲しませることになる」と自分を追い詰めます。
更なる期待をかけられることになり、しんどくなってしまいます。
■どう言えばよいのか
「でも、よく頑張っていたよね」「結果が出なくても身になっているよ」と言ってやりましょう。