【プロ野球】「下克上」はロッテだけのものじゃない! 獅子軍団・西武が巻き起こすメークドラマ (1/2ページ)
8月になって今季初めての月間勝ち越しを決めた西武。ようやく……ではあるが、チームが上げ潮ムードにあることは間違いない。
そんななか、「3位までならあるのではないか」などという声も聞こえてきた。
残り20試合強でゲーム差が約8。容易なはずがないが、過去には逆転でCSを勝ち取ってきた歴史もある。
そこで今回は、西武が起こしてきた下克上をプレイバック!
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■勝負は待ったなしの最終戦へ
まずは2011年。
3、4月から8月まで、月間の勝ち越しが1度しかなく、順位もほぼ最下位という今季並みに苦しいシーズンだった。
しかし9月に引き分けをはさむ10連勝と爆発。月間で19勝5敗という驚異的な成績で上位を猛追する。
そして迎えた10月18日の最終戦。試合前の順位は3位がオリックス、4位が西武。オリックスが負けて西武が勝てば逆転という状況で、奇跡は起きた。
西武が勝率わずか0.5毛差で逆転。オリックスとの直接対決ではなかったが、1994年に行われた巨人対中日の“10.8決戦”を彷彿とさせる西武版“10.18決戦”となった。