SEALDsの後継団体?AEQUITASと中国共産党の”類似点” (2/3ページ)

デイリーニュースオンライン

■共産党は貧困を賛美した

 第二次大戦後、中国国内は再び共産党軍と国民党軍による内戦状態に突入しましたが、毛沢東は財産を持たない農民たちに対し農民武装起義をかかげ、資本家に対する反逆を扇動しました。こうして農民たちによる反逆活動が、共産党政権が誕生する原動力となったのです。

 農民武装起義による「土地改革」の結果、資本家たちの土地は次々と国有化されて共産党の下に没収されました。僕の祖父は先祖代々受け継がれたわずか10m2程度の農地を所有していたのですが、ある日公安に逮捕され1週間程度監禁された挙句、農地を国家に奪われたのです。財産を持つことを罪とみなすAEQUITASの思想は当時の共産党の思想に近いと思います。

 貧困層の支持により設立された共産党政権下では、「貧困は誇り」という思想が蔓延し、もともと持っている財産はおろか労働の対価で得た報酬すら「悪」とみなす風潮が発生しました。僕の母親が学生のころは、クラスメイトより少しでも高価な私物を持っている学生は、ただちに摘発され「問題児」とみなされたそうです。問題児は教室の前に立たされクラスメイトたちから「資本家め!」、「富は罪だ!」と一斉に罵倒されます。また当時の中国の学校内には「清貧模範賞」という賞が設けられ、校内で一番貧しい学生を表彰したり、企業では社員の三代前までの家系が調査され、仮に先祖に資本家がいる場合は「罪人の子孫」と見なされ、重要なポストに就任することができないという下らない政策が行われていたのです。富の保有を徹底的に否定する当時の中国の風潮は、儲け第一主義と化した現在の中国とは真逆のものです。

 このようなことを書くと、貧困自体を批判していると誤解されるかもしれませんが、僕は貧困を恥ずべきこととは思わず、その状態から抜け出そうとしない怠惰な姿勢を否定します。しかも日本の社会は勤労意欲さえあれば、大半の人がある程度の報酬を得られる世界であり、社会保障の向上を一方的に主張するAEQUITASらデモ団体の行為は「甘え」としか思えません。上述の貧困女子学生ですが、彼女は貧困を批判されているのではなく、日常生活でキャラグッズを大量に購入したり数千円もするコンサートのチケットを購入したことが発覚するなど、「ヤラセ」の可能性が高い点が誹謗中傷の理由になっているのです。

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