高畑裕太は不起訴に…それでも母・高畑淳子が陥る”女優生命の危機”
9月9日、ホテルの女性従業員に乱暴をして逮捕された高畑裕太(22)が、不起訴で釈放された。被害者のケガの程度が軽かったことから、強姦致傷罪の容疑が、被害者からの告訴がなければ起訴できない親告罪である「強姦罪」に切り替わり、示談が成立したからだ。
この事態に一般市民からは反発の声が挙がり、「なんで釈放?」「日本には正義と言う字がないの」などのコメントが相次いつぐのも当然だろう。
「高畑の弁護士は本人から事情を繰り返し聞き、『女性とは合意があり、呼びつけてひきずり込んだ事実もなく、裁判になったとしても無罪を主張する事件である』としている。では、当初『欲望を抑えることが出来なかった』と全面的に犯行を認めた高畑の供述はなんだったのか。力業があったと想像してしまう変遷ぶりだ」(芸能記者)
突然の釈放、あまりにも食い違う当初の主張など、ハッキリしないことが多い今回の事件。しかし、このまま幕引きでは、
「高畑裕太の母である高畑淳子(61)の女優生命を脅かす事態になるだろう」
と芸能関係者は予測する。
■母・高畑淳子の暴走する親バカぶり
前出の芸能記者が語る。
「逮捕時の会見から、異常な親バカぶりで批判を浴びせられていた高畑淳子さんですが、そこに示談ということで、『金で被害者を黙らせた』印象は拭えない。批判は加速するでしょう。また、息子を弁護するために雇った法律事務所は『無罪請負人』の異名を持ち、高額な報酬が必要な弁護団。示談金と弁護士費用で相当な額を支払ったことでしょう」
結局、カネ次第で刑務所行きになってもおかしくない案件が不起訴にまで“安くなる”――これは何も高畑に限った話ではなく、強姦事案に共通する流れではあるのだが、釈然としないのも理解できる。
「息子が逮捕された後も、『舞台を続けることが私の贖罪』『稽古場は避難所』など、加害者の親としてはズレた発言をしてバッシングを受けました。が、今後は同情票も消えて、さらに風当たりがキツくなり、対応次第では女優生命の危機に追い込まれかねません」(前出・芸能記者)
逮捕後は早々に会見を開いた高畑淳子だが、釈放後、今のところ会見の予定はない。もちろん示談内容を明かすことはできないと思うが、何らかの会見をしなければ、彼女の女優生命は終了しかねないのではないか。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。