「子離れできない親と自立したい子ども」若者が理想とするマイホームとは? (1/2ページ)

ハナクロ

「子離れできない親と自立したい子ども」若者が理想とするマイホームとは?
「子離れできない親と自立したい子ども」若者が理想とするマイホームとは?

結婚適齢期に突入した人も多い、ゆとり世代。一人暮らしのときは賃貸だった人も、結婚して家族を持つようになるとマイホームへの憧れが強くなるものです。

「若者の車離れ」などと言われて久しいですが、ゆとり世代は全く消費に興味がないわけではありません。むしろ、来るべきときマイホーム購入に備えてコツコツと貯金をしているという人も。

ゆとり世代は、将来のマイホームに対してどんな理想を描いているのでしょうか。

理想のマイホームは「都心・駅近・コンパクト」

三井不動産リアルティ株式会社は、2013年に「ゆとり世代と親世代の住まいと距離に関する意識調査」を実施しました。調査対象は、1都3県(神奈川・千葉・埼玉県)に実家があり、現在も圏内に在住のゆとり世代。そして、その世代を子に持ち、住宅購入経験のある50~59歳。

ゆとり世代のマイホーム購入については、「購入したい」(30.6%)と「やや購入したい」(32.6%)を合わせると、6割以上が「将来マイホームを購入したい」と考えていることが分かりました。

また「理想のマイホーム像」を聞いたところ、ゆとり世代は郊外派(41.9%)に比べ都心派が58.1%とやや多い結果に。「駅から距離はあるが広々とした住まい」(44.8%)よりも「駅近でコンパクトな住まい」を希望する人は55.2%でした。

自分の時間を楽しめる書斎・家事室が欲しいと答えた人は、全体の3割にのぼりました。これは親世代よりも2割ほど多い回答です。「結婚しても一人の時間を大切にしたい」というゆとり世代のホンネが読み取れますね。

マイホーム購入は「30代半ば」、親からの援助は期待しない

購入のタイミングは、「結婚後2~3年して落ち着いたとき」が37.2%とトップに。続いて、「住宅ローンの頭金に十分な貯蓄ができたとき」(20.4%)、「良い物件が見つかったとき」(18.9%)というものが挙げられています。

結婚希望年齢は平均28.3歳、第一子誕生の希望年齢が平均30.1歳。そして、マイホーム購入の希望年齢は平均34.1歳となっているので、第一子が小学校に入学するぐらいまでにはマイホームを購入したいと考える人が多いようですね。

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