5万円以下の受注で年間売上70億円!山陰の小さな会社の成功術 (1/3ページ)

Suzie(スージー)

5万円以下の受注で年間売上70億円!山陰の小さな会社の成功術

『「不思議な会社」に不思議なんてない』(荒木恭司著、あさ出版)の著者は、島根県松江市に本社を構える島根電工株式会社の代表取締役社長。

営業エリアである山陰は、は所得・人口ともに最下位。しかも業種は、不況型産業の建設業。にもかかわらず同社は躍進を続けており、業界活性化を目的としてフランチャイズを全国展開しているのだそうです。

根底にあるのは、徹底した社員教育。その結果、ひたすら「お客さまのために」と自発的に考えて行動(考動)する社員と、彼らの姿勢に共感するお客さまとの間でコミュニケーションが好循環しているのだといいます。

つまり本書は、パナソニック、東芝などナショナルカンパニーからも注目されている同社の姿勢を明らかにしたもの。

■コンセント1個から小口の工事を受注

島根電工グループは2001年から、一般向けに「住まいのおたすけ隊」という取り組みを展開しているそうです。

コンセント1個から、小口の工事を引き受けるというサービス。

2006年からは島根県と鳥取県の一部限定でテレビCMを流しはじめ、その認知度が高まったことから、受注は年々うなぎのぼりなのだとか。

注目すべきは、驚くべきその実績です。

■7割が5万円以下なのに年間70億円

小口工事件数の7割が5万円以下の受注であるにもかかわらず、現在では小口工事と、お客さまにとってプラスになる「ご提案工事」だけで年間70億円を超え、グループ全体の総売上155億円の45%を占めるまでになっているというのです。

多くは個人宅の工事であるわけですから、一般家庭からのニーズがいかに多いかがわかるはず。

つまり同社は、なかなか注目されにくいそのニーズをキャッチしたからこそ成功できたのでしょう。

一般家庭から請け負う工事であれば、中間業者が入らないため、確実に利益が上がることになります。

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