反日中国人が祝福するだけ?民進党・蓮舫党首誕生のデタラメ加減

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反日中国人が祝福するだけ?民進党・蓮舫党首誕生のデタラメ加減(C)孫向文/大洋図書
反日中国人が祝福するだけ?民進党・蓮舫党首誕生のデタラメ加減(C)孫向文/大洋図書

 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。

 2016年9月15日、民進党代表選挙において蓮舫代表代行議員が過半数以上の票を獲得し、同党の代表に就任しました。蓮舫議員は15日現在二重国籍問題で渦中の人物となっているため、各方面から賛否両論の声があがっています。

■人の心をつかむ蓮舫議員のスピーチ

 僕はNHKテレビで中継された代表選挙を視聴していたのですが、開票前の時点で蓮舫議員の圧勝を予想していました。なぜなら今回の代表選に出馬した3人のスピーチを比較したところ、前原誠司議員は冗長で要点が伝わらないもので、玉木雄一郎議員は話し方が非常に遅く、日本の漫画に出てくる校長先生の演説を連想させるものでした。しかも自分のことを「田舎者」と呼ぶなど自虐的な表現もあり、投票者の信頼を得る雰囲気がなかったのです。その点、蓮舫議員のスピーチはわかりやすく、明らかに他の二人より説得力がありました。

 今回の代表選ですが、実は多くの在日中国人たちが結果を祝福しているという奇妙な事態が発生しています。僕が、蓮舫議員が当確した瞬間に「微博」という中国のSNSを閲覧したところ、数人の在日中国人が中国国内の仲間たちに蓮舫議員の当選のニュースを「朗報」として拡散していました。微博の書き込みを見てみると「蓮舫さん、おめでとう! 次の日本国首相になれるよう頑張ろう!」といった内容が多くありました。今回の代表選の内訳を見てみると、九州、特に福岡県から蓮舫議員に対し多くのサポーター(一般層)票が行われました。福岡県は在日中国人が多い土地で、僕は同県の在日中国人団体が集団票を行ったと推測します。

 中国のネットの反応を見ると、案の定「私も日本国籍を取得して蓮舫に投票したい!」「日本の中枢に侵入した! おめでとう!」「次は日本の首相になる番だ! 安倍を倒して」などと、反日層がこぞって称賛の声を送っていました。

 さらにニュースサイト「日本新華僑報」、中国共産党の機関紙「人民日報」日本語版の編集長で、反日的な思想で知られる評論家・「蒋豊」氏は「捷報!(戦勝速報!)多くの人々が言うように、蓮舫氏が日本の首相になる日まで一歩進んだ!」と微博に祝福の言葉を書き込みました。蒋豊氏の社説は中共政府の意見とほぼ同様のものです。つまり蓮舫議員が民進党党首になることは中共政府にとって好都合なことなのです。

■反日、親中的な蓮舫議員の行動

 僕は半年ほど前に、Twitterに「蓮舫は次の党首選挙に勝ち取り、多くの中国人は、蓮舫氏が次期の日本国総理大臣になるように応援してる」と書き込んだのですが、その予想は的中しました。多くの中国人が蓮舫議員を応援している理由は、彼女の政策や思想にあると思います。日本の知人の話によると、旧民主党政権時代、蓮舫議員は「仕分け大臣」などと称され、さまざまな分野で予算削減を行ったそうです。しかし削減の内容は災害対策予備費、自衛隊の防衛費、スーパーコンピュータの開発費など国家にとって重要なものばかりで、話を聞く限り、まるで日本の国力を削ぐために行ったかのように思えます。他にも安保法案改正、憲法改正反対など親中派の日本共産党と同様の政策を以前から唱えています。さらに蓮舫議員は、二重国籍問題以外にも自分の子供に中華風の名前をつけたり、微博上に旧姓の「sha(謝)」を使用したアカウントを設けるなど、親中感情が強い様子がところどころに見受けられます。

 中国人の中にも蓮舫議員の人間性について不信感を抱く人が多く、「蓮舫みたいな奴が党首になれるなんて、民進党はクズの集まりだな!」、「アニメ『銀魂』で皮肉られた人でしょ?」と彼女を批判する声や「台湾は国ではない」、「この女は、昔は陳水扁(元台湾総統)と一緒に台湾独立を画策したよ。信用できない」と、国籍問題をめぐり発言が二転三転したことを皮肉る意見もネット上に投稿されました。また「代表選がテレビで生中継されるなんて信じられない!さすが日本は民主主義国家だ!」という意見もありました。

 民進党の代表選が行われた9月15日は、奇しくも中国では中秋節(お月見)の日で中国中が祝賀状態となります。そのような中、親中的な蓮舫議員の当確は反日的な中国人にとっては二重の喜びでしょう。今後、政権交代が起こった場合、蓮舫議員が日本の首相と成る可能性が生まれました。僕は日本の皆さんに蓮舫議員、そして彼女を党首に据えた民進党の欺瞞性を自覚してもらい、望むところなら廃党へと追い込む世論が巻き上がることを期待します。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)など。

(構成/亀谷哲弘)

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