【番外編】セブン&アイのPB『セブンプレミアム』がどうやって作られているか、秘密を中の人に聞いた! (1/5ページ)
先だって、【特別企画】スーパーの棚に並ぶ商品を決める”バイヤー”という仕事についてイトーヨーカドーの人に聞いた!をお届けしたが、登場してもらった株式会社イトーヨーカ堂MDの飯塚さんはセブン&アイが展開するPBブランド『セブンプレミアム』の開発も担当していることが判明。そこで番外編としてそっちの話も聞いてみた。
■プライベートブランド(PB)はナショナルブランド(NB)の廉価版ではない!?
まず基礎知識。PBはプライベートブランドのことで、各流通グループが独自開発して自社グループで専売する商品のこと。それに対して、どんなお店でも販売する商品はNB=ナショナルブランドと呼ばれる。イオングループが展開する「トップバリュ」、マツモトキヨシ・グループの「MK CUSTOMER」、ローソンの「Uchi Cafe」などはみんなPB。
かつては人気のあるナショナルブランド製品をパッケージ簡略化などで廉価版化して発売しているイメージだったが、現在はむしろ独自路線ではあるが、安いばかりではない独自開発商品という意味合いが強い。このあたりの考察は過去の記事も参照されたし。
そんな中、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、そごう、西武などを擁するセブン&アイ・ホールディングスが展開しているPBが『セブンプレミアム』。セブン-イレブンなどの棚を見ると分かる通り、最近では随分パッケージも派手になったような…。そこで『セブンプレミアム』の調味料開発を手がけている株式会社イトーヨーカ堂(東京都千代田区)の加工食品部加工食品担当マーチャンダイザーの飯塚洋平さんに話を聞いた。