強引な独立劇が障害に?嵐・松本潤と井上真央に”破局報道”

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「10年愛」といわれるほど長年にわたって交際や結婚がウワサされてきた嵐の松本潤(33)と女優の井上真央(29)に急転直下の「破談」報道が飛び出した。井上真央がこれまで所属していた事務所を退社したことが判明し、それをきっかけに結婚に向けて前進するのではないかと見られていたが、まったくの逆で「結婚は白紙状態」との見方が強まっているようだ。

■独立で進展のはずが急転直下の”破談報道”

 現在発売中の『週刊女性』(主婦と生活社)は、井上が10月1日に所属事務所セブンス・アヴェニューから独立したと報道。同誌によると、退社の原因は子役時代からステージママとして有名だった井上の母親が「事務所の待遇に不満を抱いた」からだといい、今後は個人事務所で活動する見込みだという。

「同事務所のサイトが『リニューアル中』になってしまったのも実は井上の独立が”円満退社”ではなかったことを示しています。事務所側は井上の独立には納得しておらず、かなり険悪なムードのまま強引に退社してしまったようです。本来なら、そのような義理を欠いた独立は業界で仕事を干されかねないのですが、少数精鋭でやってきた同事務所は井上を除けば松嶋菜々子(42)しか柱になるタレントがいない。その松嶋もフジテレビ系ドラマ『営業部長 吉良奈津子』で5%台を連発するなど一気に雲行きが怪しくなっている。井上サイドは強引に辞めても事務所の圧力には勝てると踏んだのでしょう」(芸能プロ関係者)

 これをきっかけに嵐・松本潤との結婚が一気に進展するとの見方もあった。特定事務所の看板女優のままなら難しいが、個人事務所になれば自由がきくためだ。場合によっては結婚後、嵐ファンへのケジメとして即座に引退という手もある。だが、同誌によると独立によって逆に結婚は不可能になったという。

 嵐を寵愛するジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長(50)と井上の前事務所の女社長は親しい友人関係にあり、だからこそ本来ならタブーであるトップタレント同士の交際を見守ってきたとされる。しかし、ジュリー氏にとって友人である女社長を裏切って井上が事務所を飛び出したとなれば、今までと同じ態度で接することはできないというのが、その理由だ。

■SMAP解散も影響…事務所に引き裂かれる「真央潤」

 嵐の松本潤と井上真央の結婚は破局危機に見舞われている。さらに今年の芸能ニュースを独占した一連のSMAP解散騒動が「破談」の遠因になったとの指摘もある。

「ジャニーズ事務所にとってドル箱だったSMAPの解散は大損失で、数百億円のマイナスが予想されているほど。ここで本来なら後輩グループが穴を埋めなくてはなりませんが、事務所イチ押しのHey! Say! JUMPにはハレンチなスキャンダルが続出するなどテレビ業界はもとより広告代理店からのウケが悪い。そこで結局、ジャニーズ事務所の今後は稼ぎ頭である嵐にすべてのしかかってきてしまう。となれば、嵐の中でも俳優としても、CMタレントとしても需要が高い松本の結婚を認められるはずがない」(前出・関係者)

 ジャニーズ事務所にはSMAPが木村拓哉(43)の結婚によって歯車が狂ってしまったというトラウマが残っている、と指摘する関係者もいる。また、「井上の母親が週刊誌の取材で娘ともども新興宗教の信者だと認めたため、ジャニーズ事務所側がその”宗教イメージ”を嫌うようになったとの話もある」(前出・関係者)という。

「爽やかで好感度の高い二人は『真央潤』と呼ばれるほどの“ファン公認カップル”。ドラマ『花より男子』(TBS系)の役柄そのままにゴールインしてくれることを願っているファンも少なくありません。本人同士が望んで別れたならまだしも、事務所の都合で破局させられるとなれば同情論が高まるのは当然でしょう。また、ジャニーズ事務所はSMAP解散騒動でファンの信頼を失っていますから、破談報道でもジュリー氏の横ヤリがクローズアップされたことで余計に反発心が強まっている」(前出・関係者)

 果たして「真央潤」は事務所によって引き裂かれてしまうのか、心機一転で独立した井上の動向とともに今後の展開に注目したい。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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