共演NGが続出?芸能界から”キムタク拒否”の異常事態のワケ
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テレビ界には事務所の意向やタレント同士の相性など、さまざまな理由で「共演NG」が存在する。番組制作者は、こうした事情を考慮しキャスティングを考えるが、時にこの段階で難航してしまうことがあるようだ。様々な騒動やスキャンダルが乱れ飛ぶ昨今、特に注目したいのが、SMAP解散後の1月に主演ドラマをスタートする木村拓哉(43)だ。
主演の木村は医師役で出演することが決定しているが、肝心のヒロイン役がまだ決まっていない。本来ならば、すでにキャスティングも決まり撮影準備に入る時期。その理由には、他事務所の木村に対するイメージ悪化がある。特に木村は今年のSMAP騒動において、自身のイメージを大きく落としてしまった。そのため、共演することによって受ける悪影響を回避すべく、各事務所が難色を示しているようだ。業界内でもすっかり“裏切り者”のイメージが付きまとっている現状に、今回のドラマ制作陣もさまざまな対策が考案されているという。
「ジャニーズ事務所には女性タレントはいません。そのため、木村との共演が多い事務所から、新人女優やゴリ押ししたい女優をジャニーズの力で引っ張りだしてくる可能性がある。また、この状況にジャニーズも低視聴率の危機を感じているのか、“木村のバーター”として事務所から若手を起用することも考えているようです」(芸能記者)
とにもかくにも、一刻も早くキャスティングを揃えることが最優先事項になりそうだが、SMAP騒動に関連した共演者問題は、木村のドラマだけではないようだ。
■ビッグネームから端を発し…
今、芸能界では年末のSMAP解散を控え、「木村派」と「中居派」の派閥分けが行われているというのだ。特に今後、木村のバラエティ進出が噂されるため、その動きは俳優以外の芸能人にも広がっている。
「明石家さんま(61)や雨上がり決死隊の宮迫博之(46)は、かねてから“自分は木村派だ”と番組でも明言しています。一方、中居派と言われているのが、共演の多い笑福亭鶴瓶(64)や、タモリ(71)など。ビッグネームが率先して“派閥分け”を行っているのは、共演する後輩タレントや周囲のタレントたちが、動きやすくなるためとも言われています」(前出・記者)
SMAP騒動はすでにジャニーズ事務所のみならず、芸能界全体の問題となっている。とくに木村の場合は影響が大きく、番組のキャスティングを考えるスタッフにとっても、この問題は新たな悩みの種となりそうだ。
- 文・安藤美琴(あんどう・みこと)
- ※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)などに寄稿。現在は女性向け読み物の記者・編集者として活躍中。