W杯予選突破は大丈夫?「ハリルホジッチvsサッカー協会」不協和音のオウンゴール (1/2ページ)

アサ芸プラス

W杯予選突破は大丈夫?「ハリルホジッチvsサッカー協会」不協和音のオウンゴール

 18年ロシアW杯アジア最終予選突破に向け、サッカー日本代表は間もなく前半戦のヤマ場を迎える。現在B組4位(10月7日時点)と厳しい状況にありながら、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)と日本サッカー協会(JFA)との間には、不協和音が鳴り響いているという。

 ハリルジャパンが早くも正念場にさしかかっている。調子がいまひとつの中、10月11日に難敵オーストラリアとアウェー(メルボルン)で戦う。9月からスタートした最終予選は、初戦のUAE戦で痛恨の逆転負け。2戦目のタイ、3戦目のイラクと格下相手に辛勝と、暗雲が垂れこめている。98年の仏大会以降、アジア最終予選の初戦敗退チームがW杯出場の切符を手にしたことはないのだ。スポーツ紙デスクが解説する。

「アサ芸が『解任5秒前』(9月22日号)と報じたように、JFAはリオ五輪代表監督を務めた手倉森誠氏(48)を、ハリルジャパンにコーチとして送り込んだ。手倉森コーチは来年までを充電期間に充て、海外指導者を目指す予定だったにもかかわらず、緊急配備。ハリル監督は、もし自分がクビになれば手倉森コーチが後任候補である、ということを意味する入閣だと感じ取り、JFAに不信感を抱いています」

 そもそも両者間の亀裂は、今年1月のJFA会長選挙の時に生まれていた。ハリル監督を招聘した原博実氏が敗れ、「代表監督は日本人」を持論としている田嶋幸三氏が3月から就任。ハリル監督招聘の陰の功労者、強化技術委員長を務めていた霜田正浩氏も降格。この時点でハリル監督とJFAのコミュニケーションが心配されていた。サッカーメディア関係者によれば、

「歴代の監督がミーティングや記者発表の時ぐらいしか協会に顔を出さない中、ハリル監督は初めて監督室を設け、執務に当たっていた。選手能力や試合分析、対戦チームの戦力分析など、欲しいデータを指示していました。いわゆる情報共有を大切にしていたんですが、ここ半年、完璧主義者のハリルへのサポート体制が万全とは言いがたい状況だったんです」

 それが露呈したのが、先のUAE戦終了後の監督会見だった。サッカーメディア関係者が続ける。

「ハリル監督は敗戦理由の一つに、情報の共有不足をあげました。

「W杯予選突破は大丈夫?「ハリルホジッチvsサッカー協会」不協和音のオウンゴール」のページです。デイリーニュースオンラインは、日本サッカー協会週刊アサヒ芸能 2016年 10/13号ハリルホジッチW杯サッカースポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧