ゲスの恩返し?ベッキー、川谷の不祥事で”完全復活ムード”に

デイリーニュースオンライン

写真は「冬空のLOVESONG」より
写真は「冬空のLOVESONG」より

 タレントのベッキー(32)が10月9日放送の情報バラエティ『ワイドナショー』(フジテレビ系)で今年5月以来の地上波復帰を果たし、同回の平均視聴率が10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。同時間帯のライバル番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)に0.2ポイント差で初めて競り勝ったことが話題になっている。

 今までは視聴者の拒絶反応が心配されていたが、今回の出演で「数字を持っている」ということが証明され、続々と番組復帰が決まるのではないかと騒がれているのだ。メディア上でも「歓迎ムード醸成」「おかえりエール相次ぐ」などと完全復活を後押しする報道が相次いでいる。

■「ベッキー完全復活」の御膳立ては整った?

 ベッキーはゲストコメンテーターとして出演し、司会の松本人志(53)らに「ゲス不倫騒動」をイジられつつも、ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)が起こした未成年タレントとの飲酒問題について「専門家」としてコメント。今年5月に『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)でテレビ復帰した際には川谷の名前すら番組で出さなかったが、今回は「(飲酒問題は)未然に防げたことなんじゃないか」などと元恋人に向けて厳しい言葉を口にする変化を見せた。

 放送後、ベッキーのインスタグラムには「ベッキーおかえり!」「早くテレビに戻ってきて」「イッテQにも戻ってきてほしい」などと応援コメントが殺到。批判的なコメントは皆無であり、これがメディア上で「歓喜&エール殺到」などと報じられた。

 これで完全復活の御膳立ては整ったと見る業界関係者は多い。

「今までは賛否が渦巻いていたのですが、川谷が未成年タレントと飲酒問題を起こしたことで、『悪いのは川谷、ベッキーは被害者』というイメージが強まり、それが視聴者の拒否反応を薄れさせた。これまでのように視聴者をモヤモヤさせることなく、正面から川谷について語ったのも好印象。この高視聴率を受けてレギュラー復帰させる番組がひとつでもあれば、他番組も後から続くことになるでしょう」(芸能関係者)

■いまだ根強く批判も…復活ムードは本物か?

 その一方で「視聴者は歓迎ムード一色」という報道への違和感も指摘されている。インスタグラムでは応援コメントばかりだが、Twitterの公式アカウントには「『未然に防げたのでは』って…自分の不倫も未然に防げたのでは?」「ここぞとばかりに出しゃばってくるのがウザい」「地上波で顔を見たくない」「川谷の窮地を利用するな」などと批判コメントが殺到しているのだ。

「インスタは批判コメントを削除できますが、Twitterはそれができないのでアンチがいまだに多いことが露呈している。アンチの声が目立つようなら、スポンサーの顔色を気にして各局は起用に二の足を踏む可能性もある」(前出・関係者)

 フリーアナの長谷川豊(41)が「自業自得の人工透析患者なんて殺せ!」などとブログに綴り、全レギュラー番組降板に至った騒動では、長谷川アナの言動に激怒した視聴者たちが番組スポンサーに電話やメールで抗議したことが降板の決め手となった。

 それと同じことがベッキーのテレビ復帰でも起きていたのだが、今は風向きが変わりつつあるという。

「ベッキーのアンチは以前ほどの熱量がなくなり、スポンサーが動揺するほどの抗議が発生するとは考えにくい。この絶好のチャンスを見逃すはずもなく、ベッキー側は盛んに営業をかけてくるでしょう。ギャラを格安に下げるという話もある。このままいけば年末年始の特番に引っ張りだこ……という状況になりそうです」(前同)

 いまだに賛否はあるようだが、やっと完全復活にこぎつけそうな気配。所属事務所のサンミュージックはベッキー休業によって「夏のボーナスゼロ」という惨状に陥ったというが、待ちに待った屋台骨の帰還に社員たちは胸をなでおろすことになりそうだ。

文・佐藤勇馬
※個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、ネットや携帯電話の問題を中心に芸能、事件、サブカル、マンガ、プロレス、カルト宗教など幅広い分野で記事を執筆中。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など多数。
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