ファイナンシャルプランナーに聞いた! 本当は怖い大学の奨学金事情 (1/3ページ)

学生の窓口



日本では、『独立行政法人 日本学生支援機構』(JASSO)の奨学金制度を利用している人が多いですね。この奨学金は、給付型ではなく返済の必要なローンです。借りた奨学金を返済できない人が増えているとニュースになる昨今ですが、お金のプロからはこの問題はどのように見えるのでしょうか!? FP(ファイナンシャルプランナー)の前野彩先生にお話を伺いました。

――奨学金の返済に困る人が増えているという話がありますが。

前野先生 まず、ほとんどの人はきちんと返済されていますし、また家計が苦しい人でも一生懸命返しているケースが大多数でしょう。奨学金制度を利用するときに、親御さんが「これはローンで、自分で返さなくてはならないもの」と、きちんと説明しておかないといけないと思います。実際、奨学金に関するアンケートでは、「奨学金の返還条件や滞納リスクを十分に理解していないまま借りた」という人が4割※という結果になっています。これらの人が社会人になってから返済に慌てる、また返済を考えないで生活設計をすると困ったことになるのではないでしょうか。

⇒※データ出典:労働者福祉中央協議会 「奨学金に関するアンケート調査(概略版)」
http://www.rofuku.net/network/activity_img/tottori20160301101822.pdf

もちろん、どうしても職が得られなかった、また病気のために働けないといった人もいらっしゃって、それで奨学金の返済ができないケースもあるでしょう。その場合には、日本学生支援機構に相談してみることをおすすめします。

――問題点はどこなのでしょうか。

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