不倫報道より深刻?コブクロの評価を大きく下げた”EXILE商法”

デイリーニュースオンライン

コブクロ「One Song From Two Hearts」より
コブクロ「One Song From Two Hearts」より

 またもや芸能界に不倫報道が飛び出した。今回、『週刊新潮』(新潮社)の標的となったのは、過去の不倫が明るみになったコブクロ・小渕健太郎(39)。これまで世間が抱いていた彼らのイメージを大きく覆すこととなったが、関係者によれば「業界内でも、最近のコブクロを良く思わない者は増えていた」という。

「コブクロのデビューは1998年ですが、小渕はその前年に中学時代の同級生と結婚していました。『新潮』は今回、そんな小渕と親密関係にあった女性達の証言を掲載。30代前半のとあるタレントは2004年に小渕と出会い、交際を始めた後で既婚者であることを明かされたといい、大阪・北新地のホステス嬢は2009年に小渕から届いたメールを公開し、“ベッドイン”したことを明かしています」(スポーツ紙記者)

 コブクロといえば“王道のラブソング”に定評があり、ウエディングシーンに起用される楽曲も多い。それだけに、今回の不倫報道はショッキングだ。だが、「不倫騒動よりも最近の音楽の売り方がえぐい」と音楽関係者はいうのだ。

■コブクロと写真撮影と握手会

「彼らは、今年8月から新アルバム『TIMELESS WORLD』(6月15日発売)を引っ提げたツアー『KOBUKURO LIVE TOUR 2016 “TIMELESS WORLD”』を開催中で、会場限定版の『TIMELESS WORLD -Deluxe Package-』も販売しています。ところが、すでに札幌、大阪、広島での公演が済んだ後の名古屋公演から急遽、限定版の購入者の中から抽選で“写真撮影&握手会”を行うことを発表。当然、対象外となる地域で購入していたファンの反感を買い、コブクロ・黒田俊介(39)の公式インスタグラムにも、疑問を呈するコメントが寄せられました」

 そもそも、近年のコブクロは商業的な部分で評価が分かれつつあった模様。前出の音楽関係者が語る。

「CDの売り方も“EXILE商法”と言われるようになっています。この『TIMELESS WORLD』にはアルバム+ライブCDの『特別限定セット』という特別パッケージが存在し、先行予約の際に過去のライブDVDの音源をCD化した全11種類の中から好きなものを1つ選べたのですが、全種類欲しくて複数買いを余儀なくされるファンが続出。また、ツアー限定の『-Deluxe Package-』は、実は新アルバムと2005年の『NAMELESS WORLD』がセットになっていて、すでに過去のアルバムを持ってる者には本来なら不要。そこに写真撮影&握手会の抽選券を付けて釣ろうとしてるようにしか見えない。こうした抱き合わせ商法は、EXILEやAKB48グループが導入して爆発的な売上を記録しています。ただ、『コブクロがこういうことするんだ』と批判が噴出しています」

 そこへ舞い込んだ小渕の不倫報道。“身から出た錆”には違いないが、コブクロは一気に窮地に立たされてしまっている。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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