本田圭佑が今季初先発も“戦犯扱い”で左遷移籍に待ったなし

デイリーニュースオンライン

「本田圭佑―蒼きSAMURAIワールドカップをめざせ!」より
「本田圭佑―蒼きSAMURAIワールドカップをめざせ!」より

 ACミラン所属の本田圭佑(30)が10月25日(現地時間)、セリエAの第10節ジェノア戦で今季初の先発メンバー入り。しかし失点などに絡み、味方の退場の影響も受けて後半に途中交代した。イタリア現地では、本田圭佑は0-3の敗戦の戦犯と見なされ炎上している。

■首位浮上のチャンスに急ブレーキかけて印象最悪

 今季なかなか出番が回ってこない中、右ウイングのポジションでようやく初先発を果たした10番の本田。しかし思うような結果を残せなかった。

 とくに手痛いのが前半11分の1点目。本田が、ディフェンス陣4人が横並びで形成したラインの数歩後ろにポジションを取っていたことで、ペナルティエリア内にいたジェノア・FWのニコラ・ニンコビッチ(21)へのラストパスがオフサイドにならず、ヘディングシュートが決まってしまう。

 その後も本田はチャンスメイクにはほとんど至らず、ガブリエル・パレッタ(30)の退場処分も影響して後半早々に途中交代。試合終了後、本田は戦犯の一人に挙げられ、現地紙にこき下ろされ、ミランの公式ツイッターやFacebookは大荒れだ。現地ファンから「ヒドかった」「(本田の起用が)理解できない」「もうピッチで見ることはないだろう」「放出すべき」などと辛辣なコメントが飛んでいる。

「チームは先日、2011–12シーズンから王者の座を長年守り続けるユベントスから大金星を得たばかり。今回はユベントスより格下のジェノアに完敗ですから、失点に絡んだ本田の印象の悪さは否めない。おまけに勝てば首位に浮上していただけにファンの怒りは計り知れない」(報道関係者)

 上昇気流に乗るチームに急ブレーキをかけた本田。以前からウワサされている中国やアメリカへの“左遷移籍”も現実味を帯びてきた。

 本田に関しては、日本のサポーターの間でも批判の的になっており、日本代表戦での起用法をめぐって賛否が激しく飛び交っている。

 プレイ自体も近年、VVVフェンロー時代の積極的なスタイルが影を潜め、疑問視されてきた。その変化の背景にはロシア・CSKAモスクワで痛めた右膝の影響、レーシック手術の失敗説なども一因に挙げられている。

「全盛期より明らかにパフォーマンスが落ちている。先日の代表戦でも、ミランで試合にほとんど出ていないため、後半からガス欠になっていた。ヴァヒド・ハリルホジッチ代表監督(64)には重宝されているが、もしもミランでの飼い殺しや監督交代などが相まればサプライズ落選もありうる」(前出・報道関係者)

 一方、同じように限られたチャンスで対照的な活躍を見せたのがレスターの岡崎慎司(30)だ。クリスタル・パレス戦でチームを支える献身的なプレイと1得点という結果を披露。かつては本田の活躍の影に隠れていたが、プレミアリーグで大絶賛を浴びている。二人の地位は、一体どこで逆転したのだろうか。そして本田の逆襲のチャンスは残されているのか……?

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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