メリー喜多川の誤算?ジャニーズ主演ドラマが大コケ連発の”焦燥感”

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メリー喜多川の誤算?ジャニーズ主演ドラマが連続大コケの”焦燥感”
メリー喜多川の誤算?ジャニーズ主演ドラマが連続大コケの”焦燥感”

 ジャニーズの若手による主演ドラマの視聴率が不振を極めている。Hey! Say! JUMP・山田涼介(23)主演の『カインとアベル』(フジテレビ系)は月9史上最低の8.8%でスタート。10月31日に放送された第3話の平均視聴率は6.9%と同ドラマ最低の数字を記録したことが分かった。前クールのHey! Say! JUMP・中島裕翔(23)主演『HOPE~期待ゼロの新入社員~』は6.1%。Sexy Zone・菊池風磨(21)が主演した『時をかける少女』(日本テレビ系)と、いずれも6.6%と大惨敗を喫している。

 こうした事態を受け、テレビ業界ではジャニーズ主演を避ける傾向が強まっているという。「特にここ最近のドラマのキャスティングにそうした傾向があらわれている」と語るのは、ジャニーズに詳しい記者だ。

「かつてジャニーズは、売れっ子のジャニーズを主演に置き、売り出しの若手ジャニーズをバーターとして出演させるという手法をとってきました。しかし最近では、Hey! Say! JUMP・伊野尾慧(26)や、ジャニーズWEST・藤井流星(23)など、単独で脇役出演するジャニーズが増えてきました。視聴率がとれず、主演ドラマが減った今、若手を売り出したい事務所がとった苦肉の作です。脇役に甘んじるなんて、今までのジャニーズでは考えられなかったんですけどね」

 だが、それが結果として、いい方向に向かう可能性は高い。

「主演ではなく脇役ですから、低視聴率の責任を取らなくて済みます。主演がことごとく痛い目を見てしまっている今、露出を増やして知名度を上げる安全策であることは間違いありません。今後も、脇役起用は増えていくことでしょう。でも実はこれ、今年ジャニーズ事務所を退社した飯島三智さん(58)がかねてから考えていた手法なんですよ」(前出・記者)

■”飯島メソッド”を踏襲するジャニーズの苦悩

 ジャニーズ事務所には、脇役から主役へのグレードアップはあっても、その逆はないとの慣例があった。この原理原則のもと、人気タレントは主演以外の作品はほとんど出演していなかった。しかし、それを破ったのが飯島女史だった。

「飯島さんは、主演だけではいつまでも続かないとSMAP・稲垣吾郎(42)を脇役路線で売っていこうと決意し、映画『十三人の刺客』(2010年)に単独脇役として出演させました。そして演技が高く評価され、多くの賞を受賞。先日もスペシャルドラマ『特命指揮官 郷間彩香』(フジテレビ系)で重要な役どころを演じており、名脇役としての地位を確立しました。同じように香取慎吾(39)も脇役路線にしようと考えていたようです。ただ、こういった考えは、『ジャニーズはあくまでスターであって、主演である』というメリー喜多川副社長(89)の反発を招く一因にもなっていたようです(前出・記者)」

 かつての飯島手法をジャニーズは踏襲していくしか術がないとは、なんとも皮肉だ。ただし、若手を何が何でも売り出したいだけの猿真似戦略で結果が伴うのかは疑問である。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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