18年大河『西郷どん』にキムタクは無理?目に余る”ジャニーズの迷走”

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Photo by Pixabay
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 2018年度放送予定の大河ドラマ『西郷どん』(NHK)の主演をめぐり、キャスティングが難航しているようだ。“西郷どん”こと西郷隆盛は「がっしりした体つき」で「男臭い」がイメージがある。そうしたことから主演候補には、鈴木亮平(33)や山田孝之(33)、過去に西郷隆盛を演じた宇梶剛士(54)といった名前も浮上している。当初は、堤真一(52)が抜擢されたと伝えられたが、所属事務所はこれを否定した。

 そんな中、なぜか名前が挙がっているのが木村拓哉(43)だ。一部報道では、ジャニーズ事務所が木村をプッシュしているということを報じている。もしも木村の主演が決まれば、SMAPの中では香取慎吾(39)に続く二人目の大河主演の抜擢となる。

 しかし、西郷隆盛のイメージから全くかけ離れた木村が、なぜここで名前が浮上したのだろうか。関係者は次のように分析している。

「今回脚本をつとめるのは、2014年の朝の連ドラ『花子とアン』を担当したN氏だと言われています。『やまとなでしこ』(フジテレビ)や『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日)、『トットてれび』(NHK)などを生み出したヒットメーカーで、当然、大河でも数字が期待できるでしょう。ジャニーズは、ここで俳優・木村をプッシュしてアピールしておきたいのでしょうね」(芸能関係者)

 これまで木村はドラマを基軸に活動し、“キムタク節”を確立し人気を集めてきた。一方で、何をやってもキムタクになる一本調子な演技は、諸刃の剣だ。

 そんなこともあってか、ジャニーズのプッシュもむなしく、木村の大河主演には厳しい現実が立ちはだかっているようだ。

■今や俳優としての”引き”がなさすぎる木村

 一つが、ドラマの舞台となる鹿児島県民からの反発の声だ。実際の西郷のビジュアルとあまりに違う木村に「受け入れられない」という声が地元から続出しているという。SMAP解散前の木村であれば、県民も大賛成だったかもしれないが。

 さらに木村の主演が困難な大きな原因は、NHKへの好感度の低さがあげられる。NHKとSMAPといえば、今年の年末に行われる『紅白歌合戦』への出演が注目されている。NHKサイドは必死でラブコールを送っているものの、SMAPとしては今のところ出演の意向は示していない。一部ではメンバーで唯一、木村は『紅白』の出演に前向きだったとも言われている。それにはそうした部分も背景にあるのではないだろうか。

「木村は2010年放送の大河ドラマ『龍馬伝』の制作が決定したときも、最初にオファーが来ていました。しかしSMAPとの活動が並行してできないことから、この話を断っています。どちらかというと、西郷隆盛より坂本龍馬のイメージが木村らしい気もしますが、後の祭りでしかありません」(前出・芸能関係者)

 混乱が続く中、2018年の大河ドラマ主演には誰が抜擢されるのだろうか。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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