松本、太田、岡村…乱立するご意見番芸人「ポストたけし」は誰だ? (1/3ページ)

日刊大衆

松本、太田、岡村…乱立するご意見番芸人「ポストたけし」は誰だ?

 世相を一刀両断にする“ご意見番”。鋭く本質を突く舌鋒は一種の芸ゆえ、当人の力量が大きく問われもする!!

 最近のワイドショーや情報番組では、コメンテーターとして活躍する芸人が多い。芸能スキャンダルはもちろん、政治や社会問題にまで物申す“ご意見番”芸人の全盛時代だろう。「時事問題に独自のお笑い的目線から鋭く斬り込む芸風というと、かつてはビートたけしさんの専売特許でしたが、最近は、さまざまなタイプがいて活況です。ただ、実際は玉石混交。サバイバルレースは、これから激化していきそうです」(テレビ誌記者)

 はたして“ポストたけし”となりうる芸人はいるのか。業界評価を取材してみた。まずは、『ワイドナショー』(フジテレビ系)で唯一のレギュラーコメンテーターを務める松本人志(53)。「“天才”松本人志が、結婚して家庭人となった今、多様な時事問題をどう語るのか。ダウンタウンの笑いで育ってきた世代は強い関心がありますから、“ご意見番”としての資格は十分ありますよね」(お笑い評論家のラリー遠田氏)

 実際、8月のSMAPの解散騒動の際は、彼らのヒット曲『世界に一つだけの花』になぞらえて、「押し花になったりドライフラワーになって残るくらいなら、きれいに散ってしまったほうがいい、という考えは個人的には分かる」と、当人たちの心情を代弁して絶賛されたように、コメンテーターとしての評価は高い。「番組当初は、コメントにエッジをきかせようと空回りしていた部分もありましたが、最近は肩の力も抜けて、笑いの要素を残しながらも、視聴者の共感を呼ぶコメントが増えています」(前出のテレビ誌記者)

『ワイドナショー』と同時間帯で視聴率争いを繰り広げる『サンデー・ジャポン』(TBS系)には、爆笑問題の太田光(51)がいるが、「もともと、彼らは漫才で時事ネタを扱ってきましたし、『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』(日本テレビ系=終了)で政治問題も斬っていた。NHKに『探検バクモン』という人気番組を抱えている強みもあり、発信力があることは間違いない。ただ『サンジャポ』は、扱う情報量や出演者が多く、太田のキレのあるコメントがじっくり聞ける作りではありません。

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