ユニット継続の危機?SMAP騒動で”キスマイ舞祭組”が風前の灯火に

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 今年冒頭からのSMAP騒動で、後輩グループ・Kis-My-Ft2(以下:キスマイ)がとばっちりを受けている。先月には、グループ内派生ユニット・舞祭組のファーストアルバムの告知文が、公式サイトから消滅したことが判明。このアルバムは正式な発売日が公表されておらず、ファンの間でも「本当に発売されるのか?」といった疑問が浮上しているようだ。

 舞祭組は2013年に千賀健永(25)、宮田俊哉(28)、横尾渉(30)、二階堂高嗣(26)の4人で結成。SMAPの中居正広(44)がプロデューサーをつとめ、これまでに3枚のシングルをリリースしている。キスマイのコンサートツアーでも彼らのコーナーがあり、中居もサプライズでコンサートに乱入する等の“仕掛け”もあった。

 もともと中居との番組共演が多いキスマイだが、これには彼らがSMAPの元マネージャーであるI氏の下に属していたことが影響している。しかしI氏がジャニーズ事務所を退社し、マネジメントの権限は藤島ジュリー景子副社長(50)へと移ることとなった。

 これにより今後のキスマイのプロモーション戦略は、大きく変化するのではと囁かれている。そしてこの状況の変化に、ファンの多くは不安を募らせているようだ。不安の引き金となったのは、今年の頭に報じられた彼らメインのイベントの中止である。

 今年1月下旬、池袋ナンジャタウン、浅草花やしきで行われる予定であったイベント、『Where’s Kis-My-Ft2?キャンペーン』が突如“諸般の事情”で中止となった。この突然の発表は、当然ながらファンを驚かせた。そしてSMAPの独立騒動の余波から、「事務所の都合なのでは…」という声が囁かれることになったのだ。

「ちょうどこの頃、キスマイファンの中ではトラブルが続出していました。出演していたCM情報が公式サイトから消えたり、ファンクラブ会費の振込用紙が届かないといったことが重なったのです。ファンの間では、ジャニーズはキスマイをおざなりにしすぎという不満の声が噴出しはじめたのです」(芸能関係者)

 関係者によると、グループの存続さえ危惧する声も大きくなっているという。

■舞祭組だけでなくグループにも影響が?

 キスマイの対応がおざなりになっている理由は、中居が強く関与していたことも大きいようだ。SMAP解散後、ジャニーズ事務所を退所すると囁かれる中居だが、これにより彼らの露出にも変化があるかもしれないと関係者は続ける。

「とくに中居の息が強くかかっていた舞祭組は、大きな影響を受けるでしょう。SMAP解散後、中居がジャニーズを退所するとなると、アルバム自体もなかったことになる可能性が大きい。今後もし舞祭組での活動があるとしても、キスマイのシングルのカップリング扱いになることも考えられます」(前出・芸能関係者)

 この状態では最悪舞祭組の解体も予想される。また存続となっても、テイストが異なる売りだし方でファン離れも招きかねない。

「さらに囁かれているのが、舞祭組だけでなくメンバー間格差の拡大です。キスマイ内ではこれまでセンターとして活躍していた玉森裕太(26)の露出が、今年激減しました。それに代わり藤ヶ谷太輔(29)が、ドラマや映画の主演に抜擢されるなどの活躍を見せています。こうした藤ヶ谷の一人歩きの状況を良しとしない見方も多いです」(芸能記者)

 これまでとは異なるグループの状況に、本人たちもファンたちも困惑の状態が続くことになりそうだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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