SMAPの”不仲解消説”は演出?有終の美を飾りたいジャニーズの思惑

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay
Photo by Pixabay

 解散が近づいているSMAPだが、彼らの仲に変化が見られるようだ。先月27日に発売された『女性セブン』(小学館)は、メンバーの間のわだかまりが消えつつあるという情報を伝えている。記事では『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)内で、香取慎吾(39)が木村拓哉(43)お気に入りのバングルをつけていたことや、メンバー間のぎくしゃくした関係も消えているとしている。

 SMAPといえば、独立騒動時に木村がジャニーズに残留する意思を示し、完全に孤立状態にあることが伝えられていた。特に香取との衝突・不仲については、芸能ニュースでも大々的に報じられていただけに、今回の報道の真相を疑う声も大きい。

 しかしこうした不仲解消に関し、番組を視聴するファンたちも彼らの雰囲気の変化を察知していたようだ。

 先月26日に放送された、香取が出演する『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)では、番組BGMに木村のソロ曲が使用され話題になった。この予期せぬコラボレーションは、ネットでも「とても意味のあること」「実は慎吾君が監修してるって話だったらいいな」といったコメントが寄せられ、ファンを驚かせた。

 また『スマスマ』放送内でも、中居正広(44)が木村に対しツッコミを入れたことも大きな反響を呼んでいる。この日、中居は会話の中でも木村のことを「木村くん」ではなく「木村」と呼び捨てにしている。これも敏感なファンの耳は聞き洩らさなかったようだ。

 こうしたことを考えると、“不仲解消説”はあながち間違いではないのかもしれない。だが一部関係者の中では、情報元の『女性セブン』とジャニーズとの関係から次のように分析している。

■ファンを安心させるために必死のジャニーズ事務所

 「『女性セブン』を刊行している小学館は、ジャニーズ事務所とは良好な関係にあることで知られています。そのため、あまりジャニーズを怒らせるような記事を書くこともできません。こうした記事を打ち出したのは、ジャニーズ側の“SMAPを円満解決に終わらせたい”という思いをくんだものだと思われます」(芸能関係者)

 ジャニーズとしても、解散間際のSMAPの活動について伝えられていない今、少しでもネガティブイメージを払拭させておきたいといったところだろうか。

 今年は年末のNHK『紅白歌合戦』出場の可能性が低く、解散ライブが行われるわけでもない。そのため、解散が目前と迫る12月が来る前に、こうした情報を流しファンを一旦落ち着かせなければならないと考えたのかもしれない。

 こうした状況の中SMAPがグループして最後に出演するのは、『スマスマ』の最終回が濃厚のようだ。放送日に関しても通常放送の月曜日ではなく、12月31日に持ってくるのではという情報も囁かれている。

「フジテレビとしても『スマスマ』最終回は力を入れたいところでしょう。さまざまな演出も予定されるはずです。そのためには事前に木村や香取の戦犯扱いされているイメージを変えていかなければなりません。おそらく今後の放送でもしばらく“仲良し描写”が続くことになるでしょう」(前出・関係者)

 グループのイメージが変わろうとしている今、メンバー達の本心はいったいどのような状態なのだろうか。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
「SMAPの”不仲解消説”は演出?有終の美を飾りたいジャニーズの思惑」のページです。デイリーニュースオンラインは、スマスマ香取慎吾SMAP木村拓哉ジャニーズエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る