独立をほぼ容認?SMAP解散で一番得をした中居正広の”世渡り術”
2017年以降の動向について、様々な憶測が飛び交うSMAP。だが、中居正広(44)に関しては“個人事務所設立説”が濃厚になってきた。関係者は「一部では『中居組』という形を取ると言われていますが、これにより、中居正広は独立後もジャニーズ事務所のタレントと共演できることとなりそうだ」と明かす。
「ジャニーズは当初、中居ら“独立派”の退社に猛反対していたし、実行しようものなら全力で圧力をかける気でいました。しかし、一連の騒動を経てジャニーズのイメージが悪化している今、事務所としても露骨な妨害は得策でない。打開案を模索するよりなく、そのため中居とは業務提携を結ぶ方向で、独立を許可するという歩み寄りを見せたようです」(芸能プロ幹部)
ジャニーズを辞めたタレントは通常、ほかのジャニーズとの共演がNGになる。ところが、中居の場合は提携関係を保つため、今後も共演できると見られる。
「しかも、今までSMAPとは共演NG扱いだった嵐メンバーとも、共演解禁となりそう。SMAPが元チーフマネジャー・飯島三智氏(58)の傘下にあった頃は、飯島氏と対立するメリー喜多川(89)派のトップ・嵐との共演はあり得ませんでした。ところが、もう飯島氏もいないし、SMAPも解散する。そして中居も、来年の契約更新の時期にジャニーズを独立し、嵐との絡みも問題ないと判断されたようです」(前出・関係者)
■ジャニーズ飲み会で深まる二宮と中居の仲
別のテレビ局関係者も、中居のしたたかさに舌を巻く。
「SMAPと嵐のテレビ共演がNGだった間も、プライベートの交流はゼロではなかった。2013年5月にもTOKIO・国分太一(42)がラジオ番組で明かしていますが、中居と国分が企画した“ジャニーズ飲み会”には嵐・二宮和也(33)や相葉雅紀(33)、松本潤(33)も参加していたそう。今後、中居&嵐の共演が可能になれば、視聴者にとって新鮮なやり取りが楽しめそうです」
と期待を寄せた。しかし一方で、
「中居がジャニーズタレントと共演する時には、ギャラの一部をジャニーズ側に支払わなければならないという取り決めもある。中居と嵐の共演解禁はファンにとって喜ばしいことですが、ジャニーズ問題がすべて解消したわけではない」(前同)
表向きにはクリーンに見えたとしても、“ジャニーズ独立”を巡るしがらみだけは、今後も続いていくこととなりそうだ。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。