【プロ野球】山口俊がFA宣言! ベイスターズがたどった「主力選手流出」の歴史を振り返る (1/2ページ)
大躍進を遂げた今季のDeNAだったが、先日、エースの山口俊がFA宣言。山口は今季、キャリアハイとなる11勝を挙げ、チームの勝ち頭となった。FA権を獲得した選手とすれば、もっとも評価が高い時に自身の価値を測ってみたいものだろう。
DeNAは主力選手が好む好まざるに関わらずチームを去ることが度々あり、これまで苦汁をなめてきた。今回はトレードも含めて、ベイスターズにおける「主力選手流出」の過去を振り返る。
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■村田修一 ~優勝できるチームに行きたい~
2011年オフ、村田修一は「優勝できるチームに身を置きたい」という理由で横浜を去り、巨人へ移った。言うまでもなく村田はDeNAの主砲として欠かせない存在だった。2007年に36本塁打、2008年には46本塁打を記録して、2年連続の本塁打王を獲得している。
巨人での1年目に村田は念願のリーグ優勝を果たし、日本一にも輝いた。奇しくも今季は、村田のいる巨人とDeNAがCSファイナルステージで優勝争いを繰り広げ、巨人が敗退した。
■吉村裕基 ~「ハマのモンチッチ」が地元・福岡へ……~
村田がDeNAを離れた翌2012年オフ、吉村裕基はトレードによりソフトバンクに移籍した。横浜・DeNA時代、その外見から「ハマのモンチッチ」と親しまれたキャラクターの持ち主で、村田が本塁打王に輝いた2008年には34本塁打を記録した。
吉村自身は福岡出身ということもあって、ソフトバンク・秋山幸二監督(当時)に幼少期から憧れていたという。